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カメムシ亜目(カメムシあもく)は、カメムシ目をヨコバイ亜目と二分する分類群である。カメムシ・タガメ・アメンボなど、なじみのある昆虫が多く含まれる。分子系統解析からは、ヨコバイ亜目の頸吻群から分化したと考えられている。 == 特徴 == カメムシ亜目は、文部省学術用語集でカメムシ亜目の名称が採用される前は異翅亜目と呼ばれていた(学術用語集の方式を嫌って今日でもこれを使う人も多い)。これは、前翅の根元側半分位が分厚くなり、先端の半分の膜質部分とはっきり異なるためである。この類の昆虫は、膜状の後翅を背中に畳み、その上に前翅を交互に被せるようにして翅を畳むことができる。背中側から見れば、前胸以降の背面は、ほぼ翅に覆われている。腹部後方は、左右の前翅の膜状部を重ねた部分に覆われる。腹部前半と胸部第二・第三節の左右は前翅の硬化部分に覆われ、左右の前翅の間に胸部第二節の背板の一部(中胸小楯板)が見える。この部分は三角形になって、盛り上がっており、特に背盾板と呼ばれる。マルカメムシ科やキンカメムシ科ではこれが中胸より後の胸部と腹部の背面を完全に覆い、翅もこの下に格納される。 口器が針状の細い口針と、この鞘に相当する口吻になっているのは、カメムシ目に共通する特徴である。カメムシ亜目のものには、植食のものと肉食のものがあり、植食性のものは、口吻が細長く、真っすぐであるが、肉食性のものはしばしば太くて短く、鉤状に曲がっている。口器の構造に関してはカメムシ目#特徴にて詳述。 頭部は先のとがった三角形で、基部の両端に複眼がある。両方の複眼の間に三つの単眼があるのが普通であるが、カスミカメムシ科の大半はこれを欠く(そのためかつてはメクラカメムシ科と呼ばれたが、複眼があるので視力はある)。触角は陸生のものでは細長く、水生のもの、特に水中生活に適応したものは太短く、折りたたみ式に格納できるものもある。 三対の足は陸生の植食性のものでは特徴が少ないが、肉食性のものでは、前足が太く、捕獲用に発達するものがある。水生の種は多くが肉食性で、前足が太く、捕獲に適した形に発達するとともに、第二・第三脚が遊泳用に発達するものが多い。なお、陸生の種の一部には、雄の第三脚が太く、刺々しく発達するものがあり、配偶行動にかかわるものとされる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カメムシ亜目」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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