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疫鬼[えきき] 疫鬼(えきき)は、中国に伝わる鬼神あるいは妖怪。疫病を引き起こすなどして人間を苦しめる。 古代中国の帝の1人センギョクの子供たちが、3人の疫鬼になったとされている。また、古代中国の王の1人共工(きょうこう)の子供は冬至に死んで疫鬼になったとされており、その日に小豆粥をつくりこれを祓うという。 中国の歴史書『後漢書』礼儀志中には「大儺、謂之逐疫。」という文があり、大儺・驅儺・追儺(ついな)の行事は疫鬼たちを祓う儀式として行われた。 == 日本における疫鬼 == 祝詞のひとつ『儺祭詞』(なのまつりのことば)では、「穢悪伎疫鬼」は「きたなきおに」あるいは「けがらわしきえやみのかみ」と訓まれている(疫神、疫病神)。 惟宗允亮『政事要略』(第29)には、宮中での追儺に登場する疫鬼の姿が方相氏(ほうそうし)とともに描かれている。また、『辟邪絵』(12世紀、奈良国立博物館所蔵)には天刑星(てんけいせい)が疫鬼らを食らう様子や、鍾馗(しょうき)が疫鬼を退治する様子が描かれている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「疫鬼」の詳細全文を読む
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