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登塔者シュメオーン : ミニ英和和英辞書
登塔者シュメオーン[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [とう]
  1. (n,n-suf) tower 2. pagoda 
: [もの]
 【名詞】 1. person 
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

登塔者シュメオーン ( リダイレクト:登塔者シメオン ) : ウィキペディア日本語版
登塔者シメオン[とうとうしゃせいしめおん]

登塔者聖シメオン(とうとうしゃせいシメオン、 '、、、、390年頃 - 459年)は、正教会非カルケドン派カトリック教会で崇敬される聖人。最初の登塔者〔。
「登塔者」は正教会における訳語。正教会以外の場面(カトリック教会ほか)では柱頭行者との訳語がある〔カラト・セマーンの聖シメオン聖堂 (神谷武夫)〕〔教皇ベネディクト十六世の117回目の一般謁見演説 〕。シメオンについては他にシュメオーン、シモンといった転写もなされる。、、、、390年頃 - 459年)は、正教会非カルケドン派カトリック教会で崇敬される聖人。最初の登塔者〔。
登塔者」は正教会における訳語。正教会以外の場面(カトリック教会ほか)では柱頭行者との訳語がある〔カラト・セマーンの聖シメオン聖堂 (神谷武夫)〕〔教皇ベネディクト十六世の117回目の一般謁見演説 〕。シメオンについては他にシュメオーンシモンといった転写もなされる。
== 教会における伝承 ==
以下は教会に伝えられる伝承である。
アナトリアキリキア州に羊飼いの息子として生まれる〔。13歳の時に聖体礼儀に参祷した際に、福音経の一節として読まれた真福九端の冒頭に感動し、修道院に入った〔『諸聖略伝 九月』91頁 - 98頁、日本ハリストス正教会 2003年12月25日発行〕。
18年間を修道院で過ごすが、あまりに激しい労働と厳しい祈祷・に励んでいたため、修道院長はシメオンが健康を害することを恐れ、たびたびこれを止めたこともあった〔。
さらにこの世から離れ絶えず祈祷するために、シメオンは修道院を出て山に入った。孤独な修道生活から逃れたい願望が生じることを恐れたシメオンは大きな石に鎖で自分を縛り付けたが、これを聞きつけたアンティオキア主教メレティオスがシメオンのもとを訪れ、「人間は自分の意志の力で自ら制御していくのです。…(中略)ただ知恵と希望とによって自分を治めなさい」と教えると、シメオンは直ちに鎖を解き、ただ堅い望みによってのみ己をつなごうと努めた〔。
さらに努力を重ねようとしたシメオンは、一つの高い塔(約18メートル〈60フィート〉〔)を築き、頂上(推定およそ4メートル〈12フィート〉四方〔)に小屋を建て、そこで絶え間なく神に祈祷した〔高橋保行『ギリシャ正教』102頁 - 103頁 講談社学術文庫 1980年 ISBN 9784061585003 (4061585002)〕。シメオンは神に喜ばれ、奇蹟を行うようになったと伝えられる〔。
この噂を聞き付けた修道士達は、シメオンが他人より優れようとする傲慢からこのような特異な修道をしているのではないかと疑い、使者を使わした。使者には、なぜ師父の規則に従わず奇妙な修道生活を選んでいるのか、すぐ塔から下りて他の修道士達のように神に仕えよ、とシメオンに伝えるように命じた。もしシメオンが伝言を聞き入れなかったら力づくで引き下すように、もしシメオンが伝言を聞いてすぐに塔から下りようとしたら、それは謙遜から出ている神への真の仕えであるから、塔の上にとどめて下してはならない、とも命じた〔。
果たして使者の言葉を聞いたシメオンは塔からすぐに下りようとしたので、使者たちはシメオンを塔の上にとどめた〔。
シメオンはよく人々の相談に乗り、病気の人のために祈った。彼の祈りによって多くの病人が癒されたと伝えられる。シメオンは謙遜と愛をもって全ての人を迎え、人々が自分を誉めることを許さず、ただ光栄を神に帰して感謝させた〔。
40数年間、塔の上で修行し、人々を教え導いた後、459年に永眠〔The Monk Simeon the Stylite 〕。遺体が安置された聖堂に居た、耳が聞こえず口も利けない少年の耳と口が癒される奇蹟が起きたと伝えられている〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「登塔者シメオン」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Simeon Stylites 」があります。




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