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白山権現(はくさんごんげん)は白山の山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神であり、十一面観音菩薩を本地仏とする。白山大権現、白山妙理権現とも呼ばれた。神仏分離・廃仏毀釈が行われる以前は、全国の白山権現社で祀られた。 == 概要 == 717年(養老元年)修験者泰澄が加賀国(当時は越前国)白山の主峰、御前峰(ごぜんがみね)に登って瞑想していた時に、緑碧池(翠ヶ池)から十一面観音の垂迹である九頭龍王(くずりゅうおう)が出現して、自らを伊弉冊尊の化身で白山明神・妙理大菩薩と名乗って顕現したのが起源で、併せて白山修験場開創の由来と伝わる〔『加賀白山伝記之事』。〕〔『泰澄和尚伝記』。〕〔「白山・立山と北陸修験道」、高瀬重雄編、ISBN 978-4626015945。〕。 孤峰(別山)では聖観音菩薩の垂迹である宰官身〔『観音経』(妙法蓮華経 観世音菩薩普門品 第二十五)。〕の大行事権現が伊弉冊尊の神務輔佐の行事貫主として、大汝峰(おおなんじみね)では翁姿の大己貴命(大汝権現)が伊弉冊尊の神務輔弼として泰澄に顕われた〔〔と伝わり、泰澄に顕われた三神(白山妙理権現、大行事権現、大汝権現)を併せて白山三所権現と称する。さらには白山修験が隆盛すると、白山妙理権現の眷属として五王子権現も祀られた。 782年(延暦元年)日吉八王子山の麓に白山権現が顕われたと伝わり〔『白山比咩神社略史』。〕、858年(天安2年)比叡山延暦寺にも勧請されて山王七社の客人宮で祀られた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「白山権現」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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