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白州蒸溜所(はくしゅうじょうりゅうしょ)は、山梨県北杜市白州町鳥原(とりばら)地籍2913番地1にあるサントリーホールディングスのウイスキーの製造所である。サントリーウイスキー誕生50周年を記念して山崎蒸溜所に次ぐ同社二つ目の蒸溜所として1973年に設立された。敷地内には国産ミネラルウォーターのひとつサントリーフーズが展開する「サントリー天然水 南アルプス」のボトリング工場が併設されている。別名も存在し、名称は『白州サントリーディスティラリー』。 == 概要 == 同社のブレンデッド・ウイスキー用モルト原酒を産出するほか、シングル・モルト・ウイスキー「白州25年」及び「白州18年」、「白州12年」、「白州10年」を生産している。また2010年12月には新たにグレーンウイスキーの生産設備を導入し、2013年5月より本格稼働している〔白州グレーンウイスキー生産設備本格稼動 - サントリー酒類・2013年5月7日〕。ただしウイスキーのボトリング工場施設は同所にはなく出荷は樽のまま行われる。かつて、ピュアモルトウイスキー「北杜12年」を生産していたほか、梅酒をウイスキー用の樽に詰め熟成したものを生産したこともある。 蒸留所の一部は見学コースとして開放されており、ウイスキーの製造工程とミネラルウォーターのボトリングの様子を見学ツアーにより無料で見ることができる。また、ウイスキー博物館が併設され、ウイスキーの歴史などを学ぶこともできる。水源地保護の観点から広大な森林を有していて、定期的に探鳥会を催している。 ウイスキーの水割りを作る際に最も美味とされるものはウイスキーの仕込みに使った水を使用したものとされるが、同蒸溜所産のシングルモルトウイスキー「白州」と「サントリー天然水 南アルプス」の組み合わせはこれに最も近く、かつ入手しやすい。 近年では、同工場周辺において地下水の水位低下や混濁が起きており、これを、同工場の採水に原因があるとして問題視する動きもある。 シングルモルトウイスキー「白州」自体もサントリーホールディングスの傘下であるビーム サントリーを通じて世界各国でも販売されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「白州蒸溜所」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Hakushu distillery 」があります。 スポンサード リンク
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