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白樺駅(しらかばえき)は、北海道(空知支庁)雨竜郡幌加内町にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)深名線の駅(廃駅)である。電報略号はシラ。利用者減少により1990年(平成2年)3月10日に廃駅となった。 == 概要 == 原生林の中に作られた駅であったが、開業の経緯として開拓の基地という背景を持っていた〔書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)77ページより。〕。 北海道大学農学部演習林の中(泥川事業区)に位置し、蕗ノ台と同様に1929年(昭和4年)頃から林業関係者が出入りして、付近の「泥川」からブトカマベツ川-雨竜川と伐採木材を流送していた〔新幌加内町史 2008年3月発行、P229-230。〕。当線が延伸工事を進めていた1940年(昭和15年)には当地に市街地ができる可能性が大きいとのことから、演習林側で駅前予定地に市街住宅区画を行い、また「林内植民地」〔林内植民地とは大学演習林特有の植民制度で、自給自足の農地開拓の傍ら、伐採や造林などの演習林側の林務事業に、賃金や薪燃料と引き換えに労働従事を義務付けられていた貸付植民地のこと。1960年(昭和35年)頃から順次農地が開放され、当制度は廃止された。〕予定地の区画測量も行っていた〔『北海道大学 演習林60年の歩み』1963年3月発行、P110。〕。当駅ができた当初は添牛内方面から数名が入地して開拓を試みたが、3年程で撤退し、結局最後まで居住したのは林業関係者だけであった〔。当駅は木材貨物の積込み基地として、蕗ノ台と同様に駅土場には多くの木材が集積され、1956年(昭和31年)度には木材の年間発送量が12,000tを記録している〔。その後輸入自由化に押されて木材搬出も一気に無くなり、1955年(昭和30年)に100名を数えた地区の人口も急激に減って〔、1961年(昭和36年)に当駅は無人駅となった。最後の1名が離村したのは1964年(昭和39年)4月以降1965年(昭和40年)9月以前とみられ、それ以降ここは無人地帯となった〔。 1977年(昭和52年)から冬季休止の駅となり、1979年(昭和54年)までは翌年の3月31日、1980年(昭和55年)から1983年(昭和58年)までは翌年の4月20日まで、1984年(昭和59年)以降は4月30日まで休止となった。晩年は臨時駅に降格となり、冬季休業中の1990年(平成2年)3月10日、雨煙別駅や政和温泉駅、蕗ノ台駅と共に廃駅となった。 廃止時点まで、毎年12月1日 - 4月30日の間は全列車通過していた上、蕗ノ台駅と共に冬眠する駅として有名だった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「白樺駅」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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