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白澤または白沢(はくたく)は、中国に伝わる、人語を解し万物に精通するとされる聖獣である。 「澤」と「沢」は同字の旧字体と新字体(当用漢字体)であり、新字体を使う現代日本語では「白沢」を使うのが本則である〔『広辞苑』「はくたく【白沢】」〕が、部分的に旧字体を使う書籍などで(新字体の文章中であっても)旧字体の「白澤」が使われることがある〔伊藤清司 監修・解説『怪奇鳥獣図巻』2001 工作舎、底本: 作者・年代不詳(江戸時代)、底本の該当箇所の典拠:『雲笈七籤』の「軒轅本紀」〕。 麒麟(きりん)や鳳凰(ほうおう)と同じく、徳の高い為政者の治世に姿を現すとされる。 東望山(中国湖西省)の沢に獣が住んでおり、ひとつを白澤と呼んでいた。白澤は能く言葉を操り万物に通暁しており、治めるものが有徳であれば姿をみせたと言う。 中国神話の時代、三皇五帝に数えられる黄帝が東海地方を巡行したおりに、恒山に登ったあとに訪れた海辺で出会った〔〔『雲笈七籤』の「軒轅本紀」〕と言われる。白澤は1万1520種に及ぶ天下の妖異鬼神について語り、世の害を除くため忠言した〔と伝えられる。 『礼記』によると、冬になると陽気を受けて角を生じるとあり、白い躰に陽を受ける姿を見て、白澤となったのかもしれない。 == 図画 == 古くは中国の『三才図会』にその姿が記され、日本では『和漢三才図会』にも描かれているが、獅子に似た姿である。 鳥山石燕は『今昔百鬼拾遺』でこれを取り上げているが、その姿は1対の牛に似た角をいただき、下顎に山羊髭を蓄え、額にも瞳を持つ3眼、更には左右の胴体に3眼を描き入れており、併せて9眼として描いている。 白澤が3眼以上の眼を持つ姿は石燕以降と推測され、それより前には3眼以上の眼は確認できない。たとえば『怪奇鳥獣図巻』(出版は江戸時代だがより古い中国の書物を参考に描かれた可能性が高い)の白澤は2眼である。この白澤は、麒麟の体躯を頑丈にしたような姿で描かれている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「白澤」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Bai Ze 」があります。 スポンサード リンク
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