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水路観測所(すいろかんそくじょ)は、水路測量に関する事務および航法に必要な測地に関する事務を所管する海上保安庁の施設である〔2001年(平成13年)1月6日国土交通省令第4号「海上保安庁組織規則」別表第15〕。下里水路観測所のみがある〔2001年(平成13年)1月6日国土交通省令第4号「海上保安庁組織規則」別表第12〕。法令上の管理運用担当者を置かない施設である。 == 概要 == 海図作成における測地および海上運航の際の目安となる天体等の観測を行う事によって、天文航海歴の作成を目的に設置。現在は、GPSなどへの置き換えが進んできたため、それらが活用される範囲は減ってきているが、海図上の基準となる方位測定や位置測定を目的に現在も運用を実施している。 閉鎖された白浜および美星の両水路観測所は、美星水路観測所の場合には近くに美星天文台が開設され、天体観測が行われており、そちらでの観測データが優れており閉鎖することにした。白浜水路観測所の場合には、同地域の気象条件が良くないことなどから、閉鎖することにしたものである。 現在、測地系の維持や精度の向上を目的として活動を行っており、国際協力によって防災などに役立てるため、国立天文台や公開天文台から得られるデータも参考にしながら、運用を行っている。天文航海歴の場合には、基本データについては、下里で観測されたデータを基準にして、国際測地系での補正を加えたものを一般向けに販売しているものである。その他、インターネット上では、海洋測地系の水準点に当たる箇所の潮位・干満時刻などを公開している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「水路観測所」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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