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白粉婆 : ミニ英和和英辞書
白粉婆[おしろいばばあ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [しろ]
 【名詞】 1. white 
白粉 : [おしろい]
 【名詞】 1. (face) powder 
: [こな]
 【名詞】 1. flour 2. meal 3. powder 
: [ばば]
 【名詞】 1. old woman 2. hag

白粉婆 : ウィキペディア日本語版
白粉婆[おしろいばばあ]

白粉婆(おしろいばばあ、おしろいばば)または白粉婆さん(おしろいばあさん)は、奈良県吉野郡十津川流域に伝わる老婆の妖怪
== 概要 ==
鏡を引きずってジャラジャラと音を立てつつ現れる、老婆の姿の妖怪といわれる
鳥山石燕今昔百鬼拾遺』には「白粉婆」の名で、ひどく腰の曲がった老婆が、大きな破れ傘を頭に被り、右手で杖をつき、左手には酒徳利を持っている姿が描かれている。同書の解説文には「紅おしろいの神を脂粉仙娘と云 おしろいばばは此神の 侍女なるべし」とあり、白粉婆が脂粉仙娘(しふんせんじょう)という白粉の神に仕えている侍女であることが述べられているが、奈良の伝承における白粉婆と同一のものかは不明。顔一面に白粉を塗りたくっているが、この塗り方が厚ぼったい上にひどく雑で、見るだけで恐怖を覚えるともいう。
民俗学者・藤沢衛彦の著書『図説民俗学全集』によれば、雪女と同種の妖怪であり、石川県能登地方で雪の降る夜に酒を求めて現れるとされるが、実際には能登にはそのような伝承の存在が確認されておらず、藤沢が『今昔百鬼拾遺』から連想して創作したものと指摘されている。
山中の女の妖怪である山姥山女は、旅人に白粉をねだったり、山の麓に現れて酒を買ったなどの話があることから、白粉婆もそうした山姥や山女に関連しているとの指摘もある〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「白粉婆」の詳細全文を読む




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