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足袋(たび)とは、和装の際に足に直接はく衣類の一種〔意匠分類定義カード(B2) 特許庁〕。日本固有の伝統的な衣類で、足に履く一種の下着である。木綿の布でできたものが一般的。小鉤(こはぜ)と呼ばれる特有の留め具で固定する〔。日本の伝統的な履物である草履・下駄・雪駄などを履く際に用いるため、つま先が親指と他の指の部分の2つに分かれている〔(叉割れ)。 丈夫な生地で作られた足袋本体の底部にゴム底を貼り付け、直接屋外で履く事ができるようにした地下足袋(じかたび)と呼ばれる足袋もある。 == 起源 == 文献上は11世紀ごろに「足袋」の記載が見られるが現在の足袋と同様の物であるかは不明で、発音も「たび」と呼ばれていたのかは分からない。明確な起源は分かっていないが、平安時代の貴族が履いていた下沓(しとうず)と呼ばれる靴下か、当時の猟師が履いていたとされる皮製の靴下が源流であると考えられている。初期の足袋は足首部分に紐が縫い付けてあり、紐を結ぶことで脱げ落ちないように留めていた。 明暦3年(1657年)に起きた振袖火事によって皮が品不足となり高騰したことから、木綿製のものが急速に普及していったと言われている。木綿製足袋の普及と同時に、紐止め式からボタン止め式へと足袋を留める方式も変化していった。 宝暦年間に夏足袋ができて以降、一年中履かれるようになったという〔『風俗辞典』 東京堂出版、p.448 ''足袋''〕。 現在の足袋は「小鉤(こはぜ)」(甲馳、牙籤、甲鉤、骨板)と呼ばれる金属製の金具(ホック)を「受け糸」(または掛け糸)と呼ばれる糸のループに引っ掛けて留めるようになっているが、この方式は江戸後期から明治前期にかけて普及したものである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「足袋」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Tabi 」があります。 スポンサード リンク
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