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白鳥事件(しらとりじけん)は、1952年(昭和27年)1月21日に発生した殺人事件である。 日本共産党や自由法曹団は冤罪事件であると主張〔渡部富哉 『白鳥事件 偽りの冤罪』(同時代社 2012年)230頁〕し、1965年(昭和40年)に再審請求して最高裁判所へ特別抗告するも1975年(昭和50年)に棄却されている。 == 概要 == 1952年(昭和27年)1月21日午後7時30分頃、札幌市警察白鳥一雄警部が自転車で帰宅途上、北海道札幌市〔現在の札幌市中央区〕南6条西16丁目路上で併走する自転車に乗る犯人から射殺され、犯人は逃走している。 白鳥は、札幌市警警備課課長として当時半ば非合法に活動していた日本共産党対策に従事していたことから、捜査当局は共産党関係者を中心に捜査している。事件発生2日後に党北海道地方委員会が「党との関係は何とも言えない。この事件は愛国者の英雄的行為」と関与を匂わせる旨の声明を発し、党員が市内で「見よ、天誅遂に下る!」のビラを配布していたことから党関係者へ疑惑が抱かれるも、事件直後に村上由党北海道地方委員が「党と白鳥事件は無関係」と関与を否定する声明を発している。一方、白鳥がある信用金庫の不正に関与していたことから当該信用金庫経営陣が殺し屋を差し向けたとの噂も喧伝されていた。 事件発生から4か月後、党員の通報により白鳥殺害に関与しているとの情報が得られて村上国治党札幌地区委員らが逮捕され、共犯として逮捕されたTが「1月3日から1月4日頃に村上ら7人が集まり、白鳥警部殺害の謀議を為した」と供述するも、村上らの逮捕後も犯行に用いられたとされるピストルは発見されず、事件発生2年前に幌見峠で射撃訓練した際のピストル銃弾のみが唯一の物証として裁判に提出されている。直接の実行犯は当時日本と国交が無い中華人民共和国へ不法出国して逃亡している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「白鳥事件」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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