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ワールドメイトは、深見東州がリーダーをつとめる神道系の宗教法人。1984年にコスモコアという名称で創設された後、コスモメイトやパワフルコスモメイトを経て1994年ワールドメイトという名称になった。2012年に宗教法人として認証された。本部は静岡県伊豆の国市に置く。 == 概要 == 「宗教団体としての、弱者救済の立場に立った、慈悲慈愛の実行」「人道的見地に立った、会員や社会への対応」「社会良識に基づく誠実な対応」を3大スローガンとし、組織運営の根幹に置くとしている〔ワールドメイト3つのスローガン (公式サイトより)〕。 「来るもの拒まず、去るもの追わず」の民主的なあり方を心がけ、会員に布教義務は無く、神事や講演会への出席の義務はない〔 磯崎史郎 『深見青山 その天才の秘密をさぐる』勁文社、1991年。〕。小集団での長時間の指導を中心に行う閉鎖的な教団とは一線を画し、会員が必要な範囲で、団体が提供する情報を摂取してもらえばいいという大学の任意サークル〔のような自由なスタンスをとる〔島薗進 「情報化と宗教 ー現代宗教の変容ー」『思想』NO.817、岩波書店1992年、192-193頁。〕。情報源は、メールマガジン、郵送物、電話、ウェブサイト、書籍、カセットやCD、ビデオやDVD等が存在し〔ワールドメイト公式ウェブサイト 、2015年11月14日閲覧。〕、好きな情報源から自由に選択できる〔島薗進「シンポジウム記録・情報化社会と人間」『社会情報研究所 紀要』 NO.48、東京大学、1994年12月20日、75頁。〕。組織への強い忠誠心を求めるというよりは〔、常に明るく安定した心理状態を保つという「明るさ」の追求が強調されている。常に、会員本人の意志を尊重しており、他宗教、他宗派の信者・信徒でも入会でき、強要や退会の妨害などは一切ない〔。 島薗進によると、「個人参加型」「隔離型」「中間型」の新宗教3分類のうち、サークル感覚の「個人参加型」に属する。脱俗的・出家的なあり方を否定し、社会生活の中で人格を磨く必要性を説いており、仕事(生業)や家庭生活との調和を重んじるとする〔。既存の神道さらには宗教の枠を越えた宗教団体たらんという志向性がうかがわれる〔沼田健哉『宗教と科学のネオパラダイム』創元社、1995年、246-313頁。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ワールドメイト」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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