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目録学(もくろくがく)は、中国で、歴代の目録を対照し、その巻数や字句の異同を考証し、更に古籍の出自や真偽を考察して、版本の優劣を見、系統を調査し、古籍の資料的価値を確定する学問である。校勘学や版本学と関係が深く、西洋や日本での書誌学に近い。 == 目録学史 == 現在知られる目録で最も古いのは、前漢代の劉向・劉歆父子の『七略』である。彼らの成果を基にして、後漢代の班固は、『漢書』に「芸文志」を設けた。現存最古の文献目録は、「芸文志」である。この当時は、7分類法(6分類法)が用いられていた。 対して、現在でも漢籍に対してはポピュラーな四部分類法は、魏晋南北朝時代になって発達したものである。その最初期の例は、西晋代の荀勗が撰した『中経新簿』である。現在、知られる四部分類による目録は、『隋書』「経籍志」である。 一方、民間の蔵書目録として知られるのは、唐代の呉競が撰したとされる『呉氏西斎書目』であるが、現存最古の蔵書目録は、南宋代の『遂初堂書目』である。また、解題目録として知られるのが、『郡斎読書志』と『直斎書録解題』である。時代は下って、清代には、解題目録の定番とされる『四庫全書総目提要』が見られる。 目録学の称は、清の王鳴盛(1720年 - 1797年)がその著『十七史商榷』で「目録の学、学中第一の緊要事」と述べたのが始まりとされてきたが、「目録之学」の語だけなら北宋の蘇象先『蘇魏公譚訓』に見えるのが早かった。清の章学誠(1738年 - 1801年)の『''校讐通義''』では「校讎学」と呼ばれ、「目録学」と三字に約めて独立した学問と認められたのは清末以降ではないか。民国年間より、伝統的な目録学は「弁章学術、考鏡源流」のモットーを以て西洋の図書館学と対するに至る。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「目録学」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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