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盲牌(モウパイ、モウハイ)とは、麻雀用語のひとつ。指の腹で牌の図柄の凹凸をなぞり、その感触で牌の腹を見ずにどの牌か識別すること。古い文献では摸牌(モーパイ)という表記も見られる〔古い文献における盲牌と摸牌 *この資料では、巻末p191用語解説欄〔モ〕摸牌(もおぱい)の欄に、「牌を自摸ってくること。また自摸ってきた牌のこと。さらに牌を自摸るとき、親指の腹でその牌が何であるかさぐること」とある。 *山田風太郎は1967年に『摸牌試合』というタイトルの短編を書いている。ただしこの短編は麻雀小説ではなく時代小説で、タイトルだけ麻雀用語から借りてきている恰好である。 *ISBN表記なし、(分)0-2-76(製)00307(出)2271。p195からp197にかけて、「盲牌をせよ、理牌はするな」という小題がある。〕。 ==概要== 麻雀牌は図柄を牌の腹に彫り込んでいるため、牌をツモってくる際、牌の腹を強く触ることにより、視覚を介さず触覚だけで牌を識別することができる。おもに親指の腹で牌の腹をなぞるようにして識別するが、親指ではなく中指や人差し指の腹でも盲牌は可能である。昭和中期の麻雀ブームの時代、盲牌は雀士の嗜むテクニックのひとつであるとされ、当時発行された麻雀指南書の中には、盲牌を積極的に推奨しているものも見られる〔p195〜p197の「盲牌をせよ、理牌はするな」という小題では、「相当な打ち手になると、右手中指の先のほうに牌だこができている。これは盲牌している証拠である。盲牌はできるに越したことはない」と前置きの上、十数行に渡って盲牌のメリットと効用が述べられている。小節の最後は「盲牌はそんなにむずかしくない」「練習していけば簡単に覚えられるものである」と結ばれており、デメリットには特に言及がない。〕。 盲牌は牌の種類によって判別の難度が違う。最も簡単なのはで、字牌では がわかりやすい一方、とはやや紛らわしい。からまでの索子全般は難度が低く、からまでの筒子の下も比較的難度が低い。筒子の上は、とは特徴があるが、とはやや紛らわしい。難しいのは萬子で、 は萬子の中では易しいほうだが、との判別は若干難しく、との判別にはそれなりの修練を要する〔参考として、p107、との盲牌が出来れば本物ですよ、というやり取りがある。〕。索子の中では唯一が、彫りの浅さから筒子と混同しやすい。一索の盲牌にまつわるエピソードとして、雀聖と呼ばれた阿佐田哲也は、盲牌でだと思って切った牌が実際にはで、そので手痛い放銃をしてしまい、それがきっかけとなって雀ゴロ生活から足を洗う決意をしたといわれる。 当然のことだが、実際の牌を使わないコンピュータ麻雀・ネット麻雀では盲牌はできない。 盲牌の習慣がある雀士には、中指(あるいは薬指)の第一関節付近に麻雀ダコができる。親指の腹も皮膚が厚くなる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「盲牌」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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