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直結軌道(ちょっけつきどう)は、鉄道の線路に用いられる軌道構造。旧来のバラスト(砕石)に代わりコンクリート製の道床を用いており、保守作業が少ない省力化軌道の一つである。コンクリート道床軌道とも呼ばれており、長大トンネル・高架橋・地下鉄などに採用されている。 == 概要 == 鉄道の線路には、レール・枕木をバラスト(砕石)を用いた道床により支えるバラスト軌道が旧来から用いられてきた。バラスト軌道は、軌道に適度な弾性を与え、地盤が沈下したときに補正が行いやすい利点を有している。その一方で、走行する車両の振動によりバラストが摩耗して空隙が徐々に埋まり、道床の見かけ上の体積が減少する。これは軌道の沈下、すなわち「軌道狂い」を生じやすいことを意味する。したがってバラスト軌道は、定期的に軌道狂いを調整したり、過度に摩耗したバラストは交換を要するなど、その維持のためには保守作業が必要という欠点がある。 この定期的な保守作業を軽減するため、省力化軌道として開発されたのが直結軌道である。直結軌道は道床にバラストを用いず、コンクリート短枕木をコンクリート製の道床に固定して、その上にレールを敷設する構造となっている。コンクリート道床は剛体であり、バラスト床によるバラストの定期的な保守を必要としないため、「軌道狂い」はほとんど無く、保線作業による保守はほとんど不要であり、コストを抑制することができる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「直結軌道」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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