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相模トラフ巨大地震(さがみトラフきょだいじしん)は、相模トラフのプレート境界(メガスラスト)で発生したと考えられている巨大地震〔石橋克彦(1991): 1293年永仁鎌倉地震と相模トラフ巨大地震の再来時間 , 地震学会秋季大会講演予稿集, No.2, p.251.〕〔石橋克彦 『大地動乱の時代 -地震学者は警告する-』 岩波新書、1994年, pp125-129.〕〔石橋 『大地動乱の時代 -地震学者は警告する-』 p125ではタイトルを「相模トラフの巨大地震」としている。p129には「相模トラフ巨大地震」とも記される。また同書では大正関東地震は相模トラフ北西部に沿って発生するプレート境界巨大地震の最新例としている。〕。 1703年元禄関東地震および1923年大正関東地震が相模トラフ沿いの巨大地震と考えられているが〔宇津徳治 『地震の事典』 p588, p615.〕、それ以前については該当地震や再来間隔など諸説あり詳細は不明である。 各々の地震は「元禄関東地震」、「大正関東地震」などと呼称され、相模トラフ沿いの巨大地震を「関東地震」と総称する場合も有る〔井元政二郎, 森川信之, 藤原広行(2015): M8クラス関東地震発生確率の不確定性について , 日本地震工学会論文集, Vol.15, No.7, 173-179.〕。 == 概要 == 南関東では相模湾のフィリピン海プレートと北アメリカプレートの境界(相模トラフ)を震源とする巨大地震が繰り返し生じていると考えられている。有史以前の発生については不明で、歴史記録に残っている地震としては元禄16年(1703年)にマグニチュード8.1-8.5の元禄関東地震、220年後の大正12年(1923年)にマグニチュード7.9-8.3の大正関東地震(関東大震災)が記録されている。 また、元禄地震と大正関東地震の間に発生した安政2年(1855年)の安政江戸地震(安政の大地震)は震源断層が特定されておらず、相模トラフ沿いの巨大地震には含めない。なお大竹(1980)は、この地震の震源域については1923年関東地震の相模トラフより北側の内陸寄りと考えており、明治27年(1894年)の明治東京地震はさらに深い地震と考えている〔大竹政和(1980): 関東・東海地域のテクトニクスの統一モデルと南関東直下の地震の発生メカニズム , 防災科学技術, 41, 1-7.〕(''詳細は「南関東直下地震」参照'')。 1703年元禄関東地震から1923年大正関東地震までの再来間隔と大正関東地震の推定断層滑り量から、相模トラフ西半分のプレート間の結合度(プレート間カップリング)は、ほぼ100%に近いと考えられプレートの運動による歪みは殆ど地震によって解放されていると考えられている〔。 一方で、フィリピン海プレートと本州側のプレートとの力学的境界は既に銭洲付近にあり、地質学的時間スケールでは駿河トラフで起こるとされる東海地震も、大正関東地震もプレート内地震となるとする見解も出されている〔松浦律子(2014): , 歴史地震, 第29号, 263.〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「相模トラフ巨大地震」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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