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相良油田(さがらゆでん)は、静岡県榛原郡菅山村(現在の牧之原市西部)にあった油田。日本では太平洋岸唯一の産油地だったが、産油量の激減や、日本国外からの安い原油の輸入などのため、1955年に採掘停止になった。世界的にも希な軽質油で、精製せずにそのままで自動車が動くほどだった。 相良油田は、1872年(明治5年)に海老江の谷間で油くさい水が出ることと聞いた元徳川藩士の村上正局(まさちか)によって発見されたことに始まる〔出典 : 『遠足の地学 静岡県の地学案内』静岡県地学会編 175頁〕。1873年(明治6年)5月には手掘りにより採油が始まった。1874年(明治7年)には日本石油(現:JXエネルギー)の前身である長野石炭油会社によって日本で最初の機械掘りが行われた。最盛期の1884年(明治17年)頃は、約600人が働き、年間721キロリットルが産出されていた。採油を停止したのちの1980年(昭和55年)11月28日には静岡県指定文化財(天然記念物)となり、今では「油田の里公園」として周辺が整備されている。 1993年、京都大学大学院の今中忠行(現在:立命館大学生命科学部)は研究室内の「無酸素実験装置」において、 相良油田から採取した石油分解菌「''Oleomonas sagaranensis'' HD-1株」が通常状態では石油を分解する能力を持ちながら、 石油も酸素も無い環境におかれると、細胞内に逆に原油を作り出すことを発見した。今中忠行らはこの石油分解菌がメタンハイドレートに関係していると指摘した。 == 産出油の成分 == ガソリン34% 灯油34% 軽油22.5% 重油9.5% 非常に軽質であり低粘度、ウイスキーやブランデーのような透き通った琥珀色の液体である 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「相良油田」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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