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誤差関数(ごさかんすう、)は、数学におけるシグモイド形状の特殊関数(非初等関数)の一種で、確率論、統計学、物質科学、偏微分方程式などで使われる。ガウスの誤差関数とも。定義は以下の通り。 相補誤差関数 (complementary error function) は ''erfc'' と表記され、誤差関数を使って以下のように定義される。 スケーリング相補誤差関数(scaled complementary error function)〔W. J. Cody, "Algorithm 715: SPECFUN—A portable FORTRAN package of special function routines and test drivers," ''ACM Trans. Math. Soft.'' 19, pp. 22–32 (1993).〕 ''erfcx''も定義される (アンダーフロー〔〔M. R. Zaghloul, "On the calculation of the Voigt line profile: a single proper integral with a damped sine integrand," ''Monthly Notices of the Royal Astronomical Society'' 375'', pp. 1043–1048 (2007).〕を避けるために、 erfc の代わりに用いる)。 複素誤差関数 (complex error function) はと表記され、やはり誤差関数を使って次のように定義される(Faddeeva関数とも呼ぶ)。 Faddeeva関数とも呼ぶ)。 == 特性 == 誤差関数は奇関数である。 任意の複素数について、 また、次が成り立つ。 ここではの複素共役である。 被積分関数とを複素平面にプロットしたものを図2と図3に示す。 虚部となる点を結んだ線を太い緑色の線で表している。が負の整数となる点を結んだ線を太い赤色の線で表し、正の整数となる点を結んだ線を太い青色の線で表している。 が整数と整数の中間の一定値になる点を結んだ線を細い緑色の線で表し、実部が一定値になる点を結んだ線は、正の場合は青い細い線、負の場合は赤い細い線で表している。 実軸では、では単位元(1)に漸近し、で単位元(-1)に漸近する。虚軸では、 となる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「誤差関数」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Error function 」があります。 スポンサード リンク
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