翻訳と辞書
Words near each other
・ 相関反応
・ 相関図
・ 相関比
・ 相関的
・ 相関相互作用
・ 相関空間
・ 相関表
・ 相関論理
・ 相関長
・ 相関関係
相関関係と因果関係
・ 相関関数
・ 相関関数 (場の量子論)
・ 相関関数 (天文学)
・ 相関関数 (曖昧さ回避)
・ 相関阻害
・ 相阿弥
・ 相隣関係
・ 相馬
・ 相馬 (弘前市)


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

相関関係と因果関係 : ミニ英和和英辞書
相関関係と因果関係[そうかんかんけいといんがかんけい]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [そう]
 【名詞】 1. aspect 2. phase 3. countenance
相関関係 : [そうかんかんけい]
 【名詞】 1. correlation 
: [せき, ぜき]
 (suf) honorific added to names of makuuchi and juryo division sumo wrestlers
関係 : [かんけい]
  1. (n,vs) relation 2. connection 
: [かかり]
 【名詞】 1. official 2. duty 3. person in charge 
: [いん]
 【名詞】 1. cause 2. factor 
因果 : [いんが]
  1. (adj-na,n) cause and effect 2. karma 3. fate 
因果関係 : [いんがかんけい]
 【名詞】 1. consequence 2. causal relationship 3. nexus

相関関係と因果関係 : ウィキペディア日本語版
相関関係と因果関係[そうかんかんけいといんがかんけい]
相関関係と因果関係(そうかんかんけいといんがかんけい)では、相関関係因果関係の関わりについて解説する。
相関関係があるだけでは因果関係があるとは断定できず、因果関係の前提に過ぎない〔谷岡一郎 『「社会調査」のウソ』文藝春秋〈文春新書〉、 2000年, p.126〕。「相関関係は因果関係を含意しない (Correlation does not imply causation)」は、科学統計学で使われる語句で、2つの変数の相関が自動的に一方がもう一方の原因を意味するというわけではないことを強調したものである(もちろん、そのような関係がある場合を完全に否定するものではない)。全く逆の言葉である「相関関係は因果関係を証明する (correlation proves causation)」は誤謬であり、同時に発生した2つの事象に因果関係を主張するものである。このような誤謬は虚偽の原因の誤謬(英: false cause)と呼ばれる(ラテン語では "cum hoc ergo propter hoc"、直訳すると「それとともに、そしてそれ故に」)。前後即因果の誤謬は、2つの事象に順序関係があることが前提であり、「虚偽の原因の誤謬」の一種である。
== 概要 ==
広く研究された例として、ホルモン補充療法 (HRT) を行っている女性での冠状動脈性心臓病 (CHD) の発生率が低いことから、HRT が CHD 予防に効果があるという提案がなされたことがある。しかし対照試験を行ってみると、HRTによってCHDのリスクが若干ではあるが明らかに有意な増加を示した。データを再検討してみると、HRTを受けていた女性は上流階級の婦人が多く、ダイエットやエクササイズをよく行っていたことがわかった。つまり、HRTを受けることとCHD発症率が低いことは共通の原因の結果であり、両者に提案されたような原因と結果の関係は存在しない〔The hormone replacement - coronary heart disease conundrum: is this the death of observational epidemiology? Lawlor DA, Smith GD & Ebrahim S, International Journal of Epidemiology, 2004;33:464-467〕。
数学的には "Correlation does not ''imply'' causation"(相関は因果を含意しない)は正しい。論理学では、"imply" は論理包含を意味する。しかし、"imply" という言葉は通常「示唆する」という意味でも使われる。相関と因果に何らかの関係があるというのは正しく、因果関係を証明する際には相関関係の存在が必要となる。
統計学者エドワード・タフティは、Microsoft PowerPoint によるプレゼンテーションの簡潔さの批評の中で、"Correlation is not causation"(相関は因果ではない)のような "is" の使用を不正確で不完全だと批判している。確かに相関関係は因果関係ではないが、それらが等価でないことを単に述べると、両者の関係についての情報が欠落する。タフティは、相関関係と因果関係について述べるには、最低でも以下のようにすべきではないかと示唆した。
:「経験的に観察された共変動は、因果関係の必要条件だが十分条件ではない」
あるいは
:「相関関係は因果関係と同じではない。相関関係は因果関係の単なる必要条件の1つである」

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「相関関係と因果関係」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.