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眉村卓 : ミニ英和和英辞書
眉村卓[まゆむら たく]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [まゆ]
 【名詞】 1. eyebrow 
: [むら]
 【名詞】 1. village 
: [たく]
 【名詞】 1. table 2. desk 3. high 

眉村卓 : ウィキペディア日本語版
眉村卓[まゆむら たく]

眉村 卓(まゆむら たく、 - )は、日本SF作家。本名は村上 卓児(むらかみ たくじ)。代表作「司政官シリーズ」で1979年泉鏡花文学賞を、同年と1996年星雲賞日本長編部門を受賞している。〔星雲賞リスト
== 経歴 ==
1934年大阪府大阪市西成区で生まれる。大阪府立住吉高校を経て1957年大阪大学経済学部卒業後、大阪窯業耐火煉瓦株式会社(のちの株式会社ヨータイ)に入社、日生工場(現岡山県備前市日生町)転勤。1958年に大阪窯業耐火煉瓦を退社、株式会社大広の嘱託コピーライターとなる一方で、1960年からSF同人誌宇宙塵』に参加する。1961年に「下級アイディアマン」が第1回空想科学小説コンテスト(のちのハヤカワ・SFコンテスト)に佳作入選しデビューする。
1963年には大広を辞め、初めての単行本である処女長編『燃える傾斜』を発表、専業作家としての活動を開始する。1979年には、『消滅の光輪』にて第7回泉鏡花文学賞および星雲賞を受賞した。1987年に『夕焼けの回転木馬』で第7回日本文芸大賞を受賞し、1996年には『引き潮のとき』で2度目となる星雲賞を受賞した。インサイダー文学論を提唱し〔、組織と個人の葛藤を作品のテーマとしている。また多数の短編SFやエッセイジュブナイル小説を執筆した。作家活動以外ではラジオパーソナリティも務めた〔(『チャチャヤング』(毎日放送)、『男のポケット』(FM大阪))。
ジュブナイル小説の代表作にはNHK少年ドラマシリーズ』などでテレビドラマ化された『なぞの転校生』、『ねらわれた学園』などがある。ジュブナイル小説の多くが絶版となったが、2003年から講談社青い鳥文庫から4冊が復刻されている。
また、福島正実が創設した作家、翻訳家、画家等の集団「少年文芸作家クラブ」(のち「創作集団プロミネンス」)にも参加した。「覆面座談会事件」で福島と仲たがいした他のSF作家たちが会から脱会したのちも、光瀬龍とともに会に残った。また、1974年には福島と長編『飢餓列島』を共作している〔宮田昇『戦後「翻訳」風雲録』本の雑誌社〕。
2008年現在、大阪芸術大学大学院の芸術研究科教授大阪芸術大学 〕、平安女学院大学文化創造センター客員教授を務めている。
2009年11月に、癌で2002年に死去した妻・悦子に日々、自作のショート・ショートを捧げた実話をもとにした、映画『僕と妻の1778の物語』が製作発表され、東宝配給で2011年1月に公開された。2012年6月には「笑うは薬」堀内孝雄歌唱でエピソードがCD化された。
2012年より、泉大津市オリアム随筆賞の選考委員に就任した。2013年、他のベテラン作家とともに、日本SF作家クラブの名誉会員に〔『日本SF短篇50(1)』早川書房〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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