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県祭り(あがたまつり)は、毎年6月5日から翌6日にかけて行われる京都府宇治市の祭。灯火を消した暗闇のなかで行なわれる暗闇祭のひとつ。 ==概要== 宇治の平等院の南門から100mくらいのところにある県(あがた)神社の祭礼で、6月5日の深夜、明かりのない暗闇の中で、梵天(ぼんてん)渡御と呼ばれる儀式があり、町内の男集が、梵天と呼ばれる神輿を担ぐ。この神輿の通過する間は、家々も明かりを落として、それを迎えるため「暗闇の奇祭」と呼ばれている〔 「年中行事事典」p6 1958年(昭和33年)5月23日初版発行 西角井正慶編 東京堂出版〕。県神社の祭神は、木花開耶姫(このはなさくやひめ)で、安産、出産の守り神といわれる。6月5日の午後10時頃まで、夜店も出る。 かつては旧暦5月15日におこなわれ、「ぎんかん祭」ともいった。大木を長さ数尺に切り、こぐちに笠をかぶせ、これを棒持し、「ぎんかり」「御ぎんかり」といいはやした。これは祭神とかんがえられた道鏡のものをあらわしたといった。俗に「種貰い祭」ともいった〔 「年中行事事典」p6 1958年(昭和33年)5月23日初版発行 西角井正慶編 東京堂出版〕。家々が明かりを落としているあいだ、各地から集まりきた多くの男女は狭い旅舎、民家に雑然と混臥し、相知らぬ男女が相接触し、妊娠すれば、神から子種をさずけられたとした。一説に、この祭は道饗祭に起こり、道饗と道鏡とは音が相通じるから、上のような性的な行事に付会され、道鏡を祭神と考えるようになったのであろうという。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「県祭り」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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