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眞鍋 理一郎(まなべ りいちろう、1924年11月9日 - 2015年1月29日)は、日本の作曲家。 == 来歴 == 東京工業大学卒業後、東京藝術大学声楽科(畑中良輔に師事)にて学び、1951年に作曲科へ転科。作曲を池内友次郎に師事し、その後池野成の仲介により伊福部昭に師事。イタリアにて映画音楽をAngelo Francesco Lavagninoに師事。父はニコライ学校で学び、神田ニコライ堂で奉職した真鍋理従。 1956年から1979年にかけて手がけたSF映画、ホラー映画、怪獣映画、社会派映画、ドキュメンタリーの音楽で高い評価を得ている。特に初期の大島渚監督とはコンビが続いた。 作風は幅広く、希望によりどんなスタイルでも対応できることを売りとしていた。 そのスタイルを箇条書きすれば以下のようになるかもしれない。 シンセサイザー、エレキギター、ドラムスなどを取り入れたサイケデリック・ロックやジャズの表現を自在に操り、小編成から大編成までのオーケストラと組み合わせ、現代的な不協和音も装飾的に扱うもの(一連の怪獣映画やホラー映画などに多い)。 オーソドックスなオーケストラによる重厚な表現から透明なストリングスの繊細な表現まで、池内友次郎と伊福部昭に習い、その後イタリアでラヴァニーノに習い修行したオーケストラ・サウンドの魅力(『太陽の子』『激動の昭和史 軍閥 』『日本の夜と霧』など)。 笛、鼓、尺八などの日本楽器を使ったり、民族打楽器やシタールの音色的使用などによる実験的取り組み(『日本の稲作』『映像による現代俳句の世界』など)。 自身が、声楽出身だったこともあり、自身で歌った『ああ馬鹿』など、映画の主題歌でも名作を残している。全編に合唱を斬新に取り入れた『飼育』の表現も注目される。 ギター愛好者としても知られ、『現代ギター』にかかわり、多くの編曲や、タンスマンへのインタビューを行ったり、渡辺範彦との交友も深かった。 劇伴へのギター適用例としては、TV版『飢餓海峡』におけるテーマを始め、様々な種類のアコースティックなギターの使用(ソロ、重奏、4重奏あたりまで)が鮮烈である。 代表作には『スーパージャイアンツ』、『青春残酷物語』、『日本の夜と霧』、『ゴジラ対ヘドラ』、『ゴジラ対メガロ』、『花と蛇』などがある。 多くの映画音楽から選曲された『眞鍋理一郎の世界』はLPとして発売され、後にCDも発売された。 息子の眞鍋平太郎はプロのオーボエ奏者として父の劇伴にも演奏家として参加しており、作曲家としても活動している。 また、2009年、父の85歳記念コンサートでは、オーボエ演奏で父の85歳を祝う即興を行った。 2001年には川崎市市民ミュージアムで、一ヶ月に及ぶ特集上映「眞鍋理一郎の映画音楽」が開催。それまで映画音楽作曲家を個人特集する企画はほとんど行われておらず、特筆すべきものであった。 現在残しているクラシック作品は、NHK-FMで放送初演された『フリュート協奏曲』、世界仏教音楽祭で2位を得た『甘露門交響曲』、『火と雨の眞言』など。 2009年11月9日には新作を加えて85歳記念演奏会が行われた。 2012年9月には、弦楽オーケストラのために《追憶》を委嘱され作曲。オーケストラ・トリプティークによる弦楽による奏楽堂の響きにて、指揮西田幸士郎が初演。 2013年5月2日、伊福部昭生誕99年音楽祭にて《追憶~ヴィブラフォン独奏のために~伊福部昭生誕99年に寄せて》を作曲献呈、初演(ヴィブラフォン會田瑞樹)。 2013年より、伊福部昭生誕百年紀実行委員会の副委員長を務める。 2014年、約30年を過ごした小田原市から真鶴、後に湯河原へ転居 2015年(平成27年)1月29日死去〔【訃報】作曲家の眞鍋理一郎 作曲家・眞鍋理一郎 2015年2月10日閲覧〕。享年90。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「眞鍋理一郎」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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