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『真夜中を駆けぬける』(まよなかをかけぬける)は折原みと著作の小説。また、それを原作としたテレビドラマが1993年11月16日から12月21日まで毎週火曜日20:00 - 20:54に、朝日放送(ABCテレビ)制作・テレビ朝日系の「火曜ドラマリーグ」枠で放送された。原作とドラマでは内容が大幅に変更されている。 == 原作 == 折原みとの小説。1989年7月、講談社X文庫ティーンズハート(講談社)から出版。 地方中都市に住む島本理佐は平凡な15歳。地元では名門と呼ばれる女子高に通っている。中学三年生の時にロックバンド「ONLY」に出会って救われた理佐は、夏休みの全国ツアーを楽しみにしていた。しかし、ツアー目前のある日、ボーカルの有瀬森也がマンションから転落死してしまう。「自殺」として報道されたが、森也が自殺したことを信じたくない理佐は、日比谷野外音楽堂で行われる追悼コンサートのために東京にひとりで家出する。森也たちがデビュー前から通っていたライブハウス・バレンタインシティや森也の飛び降りたマンションなどを見て回る理佐。そして、「トキオ」と名乗る少年と出会う。森也を裏切り者呼ばわりするトキオ。それに反発する理佐。やがて、理佐はトキオの正体を知ることになる。そして、トキオは、「有瀬森也の恋人に会わせてやる」と理佐を翔子のもとへ連れて行く。「ONLY」のマネージャーであり、森也とは高校時代から付き合っているという翔子は、森也のファンである理佐を優しく迎え入れる。そして、「ONLY」の結成当時のことや高校時代の思い出などを話す。「森也は自殺なんかしていない」。そう確信した理佐は、ある行動に出る……。そして、トキオは……。 悲しい夜を乗り越えて、やがて来る朝を待つ、青春ストーリー。 原作者である折原みとは、ヒルビリー・バップスのボーカルだった宮城宗典のファンであり、彼をモデルにこの物語を考えた(あとがきに明記されている)。ヒルビリー・バップスのファンが宮城宗典の父親にこの『真夜中を駆けぬける』の原作本を送り、宮城の父親から折原の元へお礼の手紙が送られてきた。 続編として『君と夢をみた』(1995年1月講談社から出版)がある。続編というよりは『真夜中を駆けぬける』より過去の物語を書いたスピンオフのような存在である。「ONLY」のマネージャーである葉村翔子と有瀬森也の高校時代の物語で、ふたりの出会いから「ONLY」を結成してデビューするまでを描いた青春ストーリーである。本編では、あまり描かれなかった「ONLY」のメンバーについてや、翔子と森也の恋愛模様も掛かれている。なお、この小説のラストシーンは、本編のラストから数年後のトキオや理佐も描かれており、ふたりの「その後」を垣間見ることができる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「真夜中を駆けぬける」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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