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真珠湾攻撃陰謀説(しんじゅわんこうげきいんぼうせつ)は、1941年12月8日(現地時間は7日)の大日本帝国海軍の真珠湾攻撃を、アメリカ合衆国大統領のフランクリン・ルーズベルトが、事前察知をしながらそれをわざと放置した、という説である。この説は戦時中の日本や、終戦後のアメリカでも唱えられていた。現代では前任者フーヴァーやマッカーサーなどのルーズベルト非難が明らかになっている〔「ルーズベルトは狂気の男」 フーバー元大統領が批判 産経新聞2011年12月7日記事〕。 == 背景と出版物 == 日本海軍が択捉島のヒトカップ湾からハワイの真珠湾(パールハーバー)まで、31隻からなる艦隊で北太平洋を横断する大遠征を行った上で、戦艦や駆逐艦が駐留している軍港を奇襲し、しかも成功したという事実は、アメリカに大きな衝撃をもたらした。 当時アメリカにはモンロー主義に代表される孤立主義の伝統があり、他国の戦争に巻き込まれることを嫌う傾向があった。また、ルーズベルトは選挙戦において「あなたたちの子供を戦場には出さない」ということを公約にしていた。ヨーロッパで第二次世界大戦が始まっても、レンドリース法による兵器・物資の供与は行ったものの、アメリカは中立の立場を取っていた。そこに起こった真珠湾攻撃は、アメリカが連合国に加わって第二次世界大戦・太平洋戦争に参戦するきっかけを作り出した。 2度の原爆投下を経て太平洋戦争に完全勝利し、半世紀以上経った2001年にアメリカ同時多発テロ事件が発生した際には、このテロを真珠湾攻撃と同様のものだと強調する言論が多く見られるなど、アメリカ人の精神に拭い切れないものを残した。 このように真珠湾攻撃は、軍事的には破格であり、かつ政治面や精神面に大きな転換をもたらした大事件であったため、様々な憶測が生まれた。中でも「ルーズベルトは日本の攻撃を諜報局から知らされていた(ただし、諜報局も攻撃目標がどこであるかまでは確信していなかった、との説あり)にも拘らず、あえて放置し、攻撃を許すことでアメリカの参戦を国民に認めさせた」とする真珠湾攻撃陰謀説は開戦後70年以上たっても、繰り返し論議される。しかもそれを信じる多くの人々が、日本とアメリカ双方にいて、論争が起こっている。 歴史家のチャールズ・ピアードは戦争責任はルーズベルトにあるとして『ルーズベルトが引き起こした戦争1941』を発表し、日本でも大鷹正次郎の『第二次大戦責任論』がある。ロバート・セオボルド『真珠湾の審判』、ジェームス・バーンズ『ルーズベルト』、ロベルタ・ウォールステッター『パール・ハーバー』が出版された。ジョン・トーランド『真珠湾攻撃』が大きな話題を呼び、ロバート・B・スティネット〔ロバート・B・スティネット(Robert B. Stinnett、1924年 - )、カリフォルニア州オークランド出生。真珠湾攻撃時は高校在学中だった。翌1942年卒業と同時に海軍に入隊し、1946年まで元大統領のジョージ・H・W・ブッシュの元で太平洋、大西洋の両洋の戦場に従軍。その軍功に対し青銅従軍星章10個並びに大統領感謝状を授与した。戦後オークランド・トリビューン紙の写真部員兼記者を勤めたのち、「真珠湾の真実」執筆のため退社する。同書はアメリカの他、イギリス、イタリアでも出版された。BBC、NHK、テレビ朝日の太平洋戦争顧問でもある。〕『真珠湾の真実』が最近の書である。歴史家が真珠湾に関するもので比較的信頼されるものはゴードン・プランゲ『真珠湾は眠っていたか』である。20世紀末の「機密文書情報公開法」で事前察知を記した公式文書が色々明らかになっているが、これには諸説あり、評価が定まっていない。『月刊現代』最終号の2009年1月号では、徳本栄一郎が「真珠湾攻撃「改竄された米公文書」バリー・プロジェクト」として、責任追及を恐れた政府幹部が外交文書の改竄に手を染めた件を詳述した。日独伊三国同盟の自動参戦条項があり、対独参戦をするため意図的に戦争回避の努力を図らなかったと主張する者もいる。フランク・シューラーとロビン・ムーアによる『パールハーバーカバーアップ』(仲晃訳、グロビュー社、1981年。原著は"The Pearl Harbor Cover-up"(Robin Moore, Frank Schuler, Publisher: Pinnacle Books; Second Printing edition (January 1977)、ISBN-10: 0523009836 ISBN-13: 978-0523009834)には、バリー・プロジェクトとほぼ同一の内容が記されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「真珠湾攻撃陰謀説」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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