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真継伸彦(まつぎ のぶひこ、1932年3月18日- )は日本の作家。元・姫路獨協大学教授。京都市生れ。京都大学文学部卒。 ==人と作品== 大学卒業後の1954年に上京し、創元社の校正アルバイトに就き、1955年に専修大学図書館に就職。同人誌「半世界」に「杉本克己の死」の一部を発表。一向一揆を題材にした小説を構想しながら、1961年から青山学院大学ドイツ語非常勤講師となる。 1963年、盗賊から浄土真宗に帰依する男を描いた小説『鮫』で文藝賞を受賞。これに第二篇を加えて翌年刊行、また中村錦之助主演で東映で映画化された。同じく一向一揆を扱った続編『無明』『華厳』や、『親鸞』など、信仰の問題を追求した作品が多い。 宗教小説以外の代表作としては、スターリン批判とハンガリー動乱に揺れるある大学の共産党細胞の苦悩を描いた『光る聲』。実際にあった事件をモデルに、党の上部組織を批判できない立場の悲喜劇を「受難としての生命現象」として捉えている。他には『青空』、エッセー集『破局の予兆の前で』などがある。 高橋和巳、小田実、柴田翔らと同人誌「人間として」、及び「使者」で活動。 1970年代に真継豊子と離婚、若い女性と再婚した(真継豊子『女運あれど男運なし』) 姫路獨協大学教授を務めたが、定年前に解雇通告され、無効を求めて他の二人の教授とともに提訴、2005年9月勝訴した。 囲碁を趣味とし、かつて行われていた文壇名人戦・文壇本因坊戦などで強豪として知られ、プロ棋戦観戦記の執筆も行い、囲碁に関する著作もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「真継伸彦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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