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【名詞】 1. an epiphyte 2. plant which grows on another =========================== ・ 着 : [ちゃく] 1. (n,suf) (1) counter for suits of clothing 2. (2) arriving at .. ・ 着生植物 : [ちゃくせいしょくぶつ] 【名詞】 1. an epiphyte 2. plant which grows on another ・ 生 : [せい, なま] 1. (adj-na,n,adj-no) (1) draft (beer) 2. draught 3. (2) raw 4. unprocessed ・ 植物 : [しょくぶつ] 【名詞】 1. plant 2. vegetation ・ 物 : [もの] 【名詞】 1. thing 2. object
着生植物(ちゃくせいしょくぶつ)とは、土壌に根を下ろさず、他の木の上、あるいは岩盤などに根を張って生活する植物のことである。 == 一般的特徴 == 樹木にくっついて生活する植物を着生植物と言う。寄生植物と間違えられることもあるが、くっついている植物から栄養を吸収しているわけではないので、全く異なるものである。 樹上で生活するために、根が樹皮の上に張り付くようになっているものが多い。ただし、中には樹上にコケが厚く成長した中に根を下ろして暮らしていて、特に固着するための根をもたないものもある。熱帯地方では、オオタニワタリのように落ち葉を集めて根元に腐植塊を生成し、そこに多量の根の固まりを形成するものがあり、その根と腐植の塊の中に根を下ろす植物もある。そのようなものの根の形質は、普通の植物とさほど変わりがない。また、パイナップル科のチランジア属は基本的に根に固着機能しかなく、根がそのものも失われて、ねじれて巻き込んだ葉などでぶら下がる種すらある。一定期間湿潤になる樹皮すら必要ないので、送電線に着生することもある。 また、根による体の支持が十分でないので、高く伸び上がるものは少ない。背の高いものは、つる植物のようによじ登ったり、あるいは枝から垂れ下がるように成長するものが多い。 コケ植物には、非常に数多くの着生生活のものがあり、むしろ地上性のものより多いくらいである。地衣類にいたってはほとんどが着生生活である。これらは、その体が小型であり、シダ植物や種子植物が大型化しつつ地上を占有する中で、それによって形成された環境の隙間を埋めるような進化を進めてきたと見ることもできる。 シダ植物・種子植物では、着生生活を行うものはかなり限られ、特定の科に集中する傾向がある。 その姿が普通の植物とは異なるものが多く、観賞用に栽培されるものも数多い。 ただし樹上には、前述のような土壌的な環境も存在するため、普通の植物も発芽することはあり得る。、そのようなものを偽着生と言うことがある。樹木の上に別の樹木の芽が出ることも時折見られる。この場合、上の樹木の根が十分成長できる場があれば、そのまま成長するのを見ることがある。特にヤマグルマはそのようなことをよくおこなうほか、屋久島ではスギの大木(屋久杉)の上にシャクナゲが生育しているのを見掛ける。しかし、常に着生している訳ではない。また、熱帯のいわゆる絞め殺し植物も当初は樹上に着生する形で発芽し、次いで延ばした根を地上の土壌に下ろす。 なお、海では海藻のほとんど全部が岩に付着するものである。つまり着生的であるが、これを着生植物と言うことは少ない。海藻の場合、根と言っても固着のための器官に過ぎず、ここで水や肥料の吸収を行うなどの機能はない。また、海藻に付着して出現する海藻もある。これはかなり限られた種になる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「着生植物」の詳細全文を読む
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