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矢代まさこ (やしろ まさこ、1947年1月13日 - ) は、漫画家。愛媛県伊予三島市(現・四国中央市)出身。1976年から1978年にかけて一時期睦月とみのペンネームで執筆していた。夫は漫画家の山本まさはる。 == 略歴 == 子供の頃に手塚治虫、水野英子、新城さち子らの漫画に影響を受け漫画家を志す。 1962年、金園社の貸本『すみれ』に掲載された『ちいさな秘密』でデビューし、翌年大阪に転居。その後、おもに若木書房の貸本を中心に作品を発表し、1964年から1966年に発表した「ようこシリーズ」(全28巻)で作家としての地位を確立する。「ようこシリーズ」はこまやかな日常描写・清新なエロティシズム・作風の幅広さをもって、当時の最も新しい少女漫画の位置を占め、初期の萩尾望都に決定的なインパクトを与えたほか、その作風は樹村みのりの作品に受け継がれた(ささやななえ、三原順にあたえた影響も重要である)。 1966年以降は、「別冊マーガレット」、「週刊マーガレット」、「少女コミック」、「ビッグコミックフォアレディ」など雑誌での活動が中心となった。また、手塚治虫主催の実験的漫画雑誌「COM」(1968年創刊)では中心作家として連作短編を発表した。これによってはじめて矢代まさこの存在を知り、ショックを受けたファンも多い。のちにサンリオが出版した(やはり手塚系の作家たちによる)フルカラーA4変形版の実験的な少女漫画雑誌「リリカ」(1976年創刊)でも中心作家として活躍した。1968年から「少年マガジン」「少年ジャンプ」「少年サンデー」「少年チャンピオン」と少年誌へも精力的に進出。萩尾望都や竹宮恵子に先駆けて前衛漫画雑誌や少年漫画誌に進出した存在となった。 *「ようこシリーズ」は現在古書価が高騰し、いずれの巻も4000 - 9000円程度の値がついている。 *代表的なコミックとしては、朝日ソノラマのレーベル「サンコミックス」から刊行された「矢代まさこ名作シリーズ」がある。(全3巻・絶版) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「矢代まさこ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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