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日本における短期大学(たんきだいがく、)は、大学のうち、「深く専門の学芸を教授研究し、職業又は実際生活に必要な能力を育成する」事を目的とする〔学校教育法第108条第1項・同第2項〕、中等教育修了者に対して教育を施す〔、 修業年限(学位を修了するまでに最低限在学する年数)が3年以下の教育機関である。 省略して短大(たんだい)と使用される。本項には、別称である短期大学部(たんきだいがくぶ)、省略して短大部(たんだいぶ)も解説されている。 * 短期大学本科(regular course)は、ISCED-5Bレベルの高等教育機関とされ、修了者に短期大学士(アソシエイト)の学位が授与される。また、各省庁の養成施設の認定を受け、免許等を取得する試験の全て、あるいは一部免除などの待遇が設けているところも少なくない。 * 短期大学専攻科(advanced course)は、短期大学本科の修了生を対象とした、1年以上課程の高等教育機関(ISCED-5Bレベル)であり、履修修了者にはサーティフィケートが発行される〔。 * 短期大学別科(short-term course)は、サーティフィケート取得を目的とした1年以上の教育課程であり、高等教育ではなくISCED-4レベルの中等以降高等以前教育に位置づけられ、修了時に学位は発行されない〔。 == 概要 == 日本の大学は、「学術の中心として、広く知識を授けるとともに、深く専門の学芸を教授研究し、知的、道徳的及び応用的能力を展開させること」を目的とする教育機関であり、その修業年限は原則として4年〔ただし、特別の専門事項を教授研究する学部、および、夜間において授業を行う学部については4年を超える場合も認められ、医学を履修する課程、歯学を履修する課程、薬学を履修する課程のうち臨床に関係する実践的な能力を培うことを主な目的とするもの、または、獣医学を履修する課程についての修業年限は6年。〕とされている〔学校教育法第83条第1項、同法第87条〕。その一方、それに替えて「深く専門の学芸を教授研究し、職業又は実際生活に必要な能力を育成する」ことを主な目的とし、修業年限を2年または3年とする大学を認めている〔学校教育法第108条第1項・同第2項〕。これが短期大学である。したがって短期大学も大学の一種であり、法令文においては「学校教育法第百八条第三項の大学」を短期大学と称している。 戦後学校教育法の施行により、戦前からの旧制専門学校が新制大学に移行する際に、大学設置基準に満たない学校が出ることが問題とされたため、その解決のために新設されたのが短期大学の制度である。当初は暫定の制度とされ、1950年に「当分の間」という単語が含まれた制度が作られた。1990年代になって「当分の間」という単語がなくなり、恒久化された。1950年に設置した短期大学は公立17校・私立132校で合計149校となっている。 通常の大学には学部が置かれるのに対して、短期大学には学科が置かれる。 短期大学制度の発足当初から置かれている主要な学科は、教養、英文学、日本文学、保育学などに関する学科を中心とし、勤労者向けに夜間に教育を行う経済学、工学などに関する学科もあった。 看護学の学科を置く短期大学は1990年代に増加し、昼間で福祉学に関する教育を行う学科も増えていた。しかし、医療技術の高度化による教育の拡張傾向や看護師取得に必要な要件の変更から、通常の大学への改組が相次いでいる(後述参照)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「短期大学」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Junior college 」があります。 スポンサード リンク
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