|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 短期 : [たんき] 【名詞】 1. short term ・ 期 : [き] 1. (n,n-suf) period 2. time ・ 騎手 : [きしゅ] 【名詞】 1. horseman 2. rider ・ 手 : [て] 【名詞】 1. hand ・ 免 : [めん] (n) dismissal ・ 免許 : [めんきょ] 1. (n,vs) license 2. permit 3. licence 4. certificate ・ 許 : [きょ, もと] 1. (adv) under (esp. influence or guidance)
短期騎手免許(たんききしゅめんきょ)とは騎手免許のひとつである。騎手がみずからが所属しない競馬施行体が主催する競馬の競走に騎乗するために取得する、短期間(1か月単位)の有効期間をもつ騎手免許のこと。 なおこの項目では、短期騎手免許とは呼ばれないが、実質的に短期騎手免許と同等となっている「該当競走限定の騎手免許」、地方競馬の期間限定騎乗についても取り上げる。 == 日本の短期騎手免許 == === 概要 === 日本国外の競馬に所属している騎手が競走馬や招待に関係なく日本に来て騎乗する場合、JRA(日本中央競馬会)とNAR(地方競馬全国協会)は、通常の騎手免許試験とは別に臨時に試験を行い、試験に合格したものに短期騎手免許を1か月単位で1年間にそれぞれ最大3か月交付する。中央競馬では同時期に5人までの騎手に発行している。 この制度は1994年にスタート〔ただしこの制度が導入される以前にも1974年1月から3月までマイク・ベネツィアが日本の中央競馬で騎乗した記録が残っている。〕し、中央競馬ではニュージーランドの女性騎手リサ・クロップ(その後、同じくニュージーランドの女性騎手リサ・マンビー〔 リサ・オールプレス騎手に短期騎手免許交付 – 日本中央競馬会、2015年5月8日閲覧〕も2002年に本制度を利用)が、地方競馬では当時ニュージーランドで活動していた日本人の道川満彦が、それぞれ第1号となった。 その後はオリビエ・ペリエ(フランス)やミルコ・デムーロ(イタリア)など自国でもトップを張っている一流騎手も日本に来て騎乗するようになった。ペリエは有馬記念を3連覇、デムーロは外国人騎手として初めて日本ダービーを制覇するなど、日本でも活躍している。とくにデムーロは短期騎手免許制度の一部を変えるような活躍を見せた。ネオユニヴァースに騎乗し皐月賞・日本ダービーと牡馬の二冠を達成したデムーロは、この時点で短期騎手免許の有効期限である3か月を使い切っており、もっとも大事な三冠目の菊花賞には騎乗できないことになっていた。しかしJRAはこの活躍を認め「1年の間に同じ馬でGI競走2勝以上を挙げ、年内に同じ馬でGIへ出走する当日に限り騎乗が可能」という、事実上デムーロによる三冠挑戦のための制度を新たに設けた。そしてデムーロは晴れて菊花賞に騎乗することが可能となった(結果は3着)。また、ペリエはシンボリクリスエス・ゼンノロブロイと騎乗した馬を3年連続で年度代表馬に導いている。 前述した道川のほかにも日本国外で騎手免許を取得した日本人騎手が本制度を利用したことがあり、2002年に吉田賢司がホッカイドウ競馬、高崎競馬、宇都宮競馬で騎乗、2003年には富沢希が大井競馬で騎乗した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「短期騎手免許」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|