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石なぐの歌 : ミニ英和和英辞書
石なぐの歌[いしなぐのうた]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [こく, いし]
 【名詞】 1. volume measure (approx. 180l, 5 bushels, 10 cub. ft.) 
: [うた]
 【名詞】 1. song 2. poetry 

石なぐの歌 : ウィキペディア日本語版
石なぐの歌[いしなぐのうた]
石なぐの歌」(いしなぐのうた)は、琉球王国第二尚氏王統の王族であった久米具志川王子朝盈(尚享)の作とされる琉歌の一首である。
== 解説 ==

石なぐの 石の大石(うふし) なるまでも うかきぶせみしょり 我御主がなし

石なぐ(石投子)は小石を真上に放り上げて地面に落ちないよう手の甲で受け止める子供の遊びのこと。歌の意味は「小石が成長して大きな岩になるまで王が長く国を治めますように」と言う君主の治世を讃えるものであり、古今和歌集巻7(国歌大観343番)の「我が君は 千代に八千代に さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで」との酷似が指摘されている〔島袋・翁長、2ページ。〕。この点に関しては「沖縄の君が代に当たる歌」とする解説があるが〔石川、168-169ページ。〕、一方では「石なぐの」が詠まれた17世紀は「和歌の影響が琉歌に及んでいないころ」であるとして〔渡久地、299-300ページ。〕、両者の歌意の共通性は「偶然の一致」に過ぎないと関連を否定する意見も見られる〔阿波根、438-439ページ。〕。
琉球王国では「石なぐの」が事実上の国歌に相当する賀歌とされ〔、琉球舞踊かじゃでぃ風」(「かぎやで風」とも)の旋律である「かじゃでぃ風節」に合わせて宴席で歌われていた〔仲井真、72-73ページ。〕。現在では毎年5月に開催される那覇ハーリーで歌われる泊爬竜歌の一節に「石なぐの」が採り入れられている〔爬龍歌(ハーリー歌) 日本財団図書館)〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「石なぐの歌」の詳細全文を読む




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