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石川 太刀雄（いしかわ たちお、1908年3月29日 - 1973年10月19日）は、医師、病理学者、医学博士。富山県新湊市出身。父親は同じ医学博士の石川日出鶴丸。別名石川 太刀雄丸（いしかわ たちおまる）、石川 大刀雄（いしかわ たちお）〔石川, 太刀雄 イシカワ, タチオ 国立情報学研究所〕。 == 経歴 == 1908年、太刀雄丸として誕生。本人の弁によると、自分としては太刀雄であるが戸籍係の間違いで丸の字がついたのだ、といわれている〔古畑2002、p.1〕。 第四高等学校 (旧制)を経て〔古畑2002、p.19〕、1931年、京都帝国大学医学部を卒業、同大医学部講師。1938年、医学博士取得。 病理学者清野謙次の勧めで〔飯島2001、p.17〕、大日本帝国陸軍技師として満州国にわたった〔石川太刀雄丸 いしかわ-たちおまる デジタル版 日本人名大辞典+Plus〕。平房の関東軍防疫給水部本部（731部隊）第一部第六課で病理研究に従事した〔富山県出身の病理学者岡本耕造も同じ課の所属であった〕。流行性出血熱を発見、731部隊の研究の一端を担う。1940年秋、731部隊の開発した細菌兵器によって吉林省農安県で流行したとみられるペストの患者の遺体57体を解剖し、1944年に論文「炎症（殊にペスト）に関する研究」をまとめた〔飯島2001、p.9,11〕。 1943年7月、日本内地に帰国、57体分のペスト解剖例を持ち帰った〔杉山武敏『15年戦争と日本の医学医療研究会会誌』第10巻第1号、15年戦争と日本の医学医療研究会、2009年10月、p.7,9〕。同年9月旧制金沢医科大学（現金沢大学）教授に就任〔古畑2002、p.17〕。直後に上京し軍部と接触、金沢医大に軍陣学を開講するための仲介役を果たした〔古畑2002、pp.18-19〕。 1947年、隠し持っていた大量の病理標本を金沢医大で押収されたといわれる。これらの標本は、石川によるデータの解説（石川レポート）とともにアメリカ合衆国ユタ州のダグウェイ実験場に保管されている〔古畑2002、pp.5-6〕。 1950年11月の日本ブラッドバンク（1964年ミドリ十字に改称）設立に参加し、株主となった〔。 1951年、内臓体壁反射の研究開始と同時に皮電計開発。1957年、代田文誌らと共に金東会・鍼灸皮電研究会を発足。 1968年、金沢大学がん研究所長に就任〔。 1973年、金沢大学を定年退官後、入院中に吐血し65歳で死去。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「石川太刀雄」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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