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石棺仏(せきかんぶつ)とは、古墳から出土した石棺に、仏像やその仏を表す梵字を刻んだ石仏。 == 概要 == 石棺仏のほとんどは近畿地方に分布し、その9割以上は兵庫県播磨地方、なかでも加古川流域を中心に加西市、加古川市と、その周辺都市に集中している。〔『笑とる仏ー播磨の石棺仏を中心にー』岩谷薫 著 西日本出版社 2011年 180頁〕 しかし藤原時代等の古いものは大阪や奈良に散見することができる。 刻まれた仏像のほとんどが阿弥陀如来と地蔵菩薩であることから、浄土宗や浄土真宗の造形であることがわかる。主に阿弥陀如来は来世を、地蔵菩薩は現世を祈念している。 播磨地方の石棺仏の多くが、鎌倉時代、室町時代のもので、播磨地方の、浄土真宗の広がりと供に、民衆が、新田開発や盗掘、自然災害等で出土した石棺を信仰の対象や墓碑としたものである。 また厳密には石棺仏とは呼ばないが、石棺の蓋などを何も彫らずに立てかけて信仰の対象にしている場合もあり、石棺仏とは、石棺材に特別な霊力を認めての造形であろうと考えられる。〔加古川市 宮前の石棺仏や平荘町里の仏、加西市網引町の八幡神社、高砂市 黒岩十三仏の黒岩など〕 これらは、日本の古墳時代と中世の、二つの息吹を同時に感じることができる、貴重な石造遺産である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「石棺仏」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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