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石橋 克彦(いしばし かつひこ、1944年8月1日 - )は日本の地球科学者。理学博士。神戸大学名誉教授。専門は歴史地震、地震テクトニクス。 == 経歴・人物 == 神奈川県出身。東京大学理学部地球物理学科卒業。同大学院理学系研究科博士課程修了。東大地震研究所助手、建設省建築研究所国際地震工学部応用地震学室長を経て、神戸大学都市安全研究センター教授を歴任。 * 1976年3月 東京大学 理学博士 「山梨県東部の地震計測学的研究 : フィリピン海プレート先端部としての意義と地震予知への応用 」。 * 1976年 日本地震学会および地震予知連絡会で、東海地震説のもとになった「駿河湾地震説」を発表〔石橋克彦(1976): 東海地方に予想される大地震の再検討 -駿河湾大地震について-, 地震学会講演予稿集, No.2, 30-34.〕〔 石橋克彦(1977): 東海地方に予想される大地震の再検討 -駿河湾地震の可能性-, 地震予知連絡会会報, 17 ,126-132.〕。マスコミにも盛んに取り上げられ、石橋の名前は一躍有名になり、静岡県周辺の災害対策強化や直前予知体制が官民挙げて進められるきっかけとなった。 *1994年自著の「大地動乱の時代-地震学者は警告する」で、建築基準法が都市を危険にさらしていると指摘した。その翌年に阪神・淡路大震災による家屋倒壊により6000人余りが死亡した〔09:47 JST 〕。 * 1997年 月刊誌に論文「原発震災―破滅を避けるために」を発表〔 『科学』1997年10月号(岩波書店)〕。大地震によって原子力発電所が炉心溶融事故を起こし、地震災害と放射能汚染の被害が複合的に絡み合う災害を「原発震災」と名付けて警鐘を鳴らした。以後、日本国内における原子力発電所の耐震性を最新の地震学の知見で見直す必要性や、東海地震想定震源域の真上に立地している浜岡原子力発電所の閉鎖、原発依存からの段階的な脱却、高レベル放射性廃棄物の地層処分を、地震が多い日本国内で実施する計画に関する懸念などを一貫して主張し続けている。 * 2001年 原子力安全委員会耐震指針検討分科会委員に就任し、『発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針』の改訂に関わったが、改訂案が了承される直前の2006年8月になって、内容を不服として委員を辞任した。「原発震災」への懸念は、2011年の東日本大震災で引き起こされた福島第一原子力発電所事故で現実のものとなった〔2011年東北地方太平洋沖地震による「原発震災」について 〕。 * 2011年11月には、国会に設置された同原発事故調査委員会の委員への就任が決定。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「石橋克彦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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