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砧 大蔵(きぬた だいぞう、1962年11月2日 - 2005年4月6日)は、日本の小説家、漫画原作者。日本大学文理学部社会学科卒業。本名は樋口知之。日本推理作家協会会員。 ==略歴== ペンネームの砧大蔵は仕事で縁のあった東宝撮影所のある「砧」、東宝ビルト(円谷作品などテレビ作品をメインにするスタジオ)のある「大蔵(おおくら)」から命名。 幼少時、実家室内が『ウルトラセブン』のロケに使われたことがある。 小学生の時、高機能自閉症と診断されている。大学時代に放送研究会に所属し、在学時から映像関係の仕事に携わる。 東宝映画のプロデューサー田中友幸に知遇を得、アシスタントとして1984年、『零戦燃ゆ』の制作に参加。軍事知識を買われ田中友幸が手がけたゴジラシリーズなどでブレーンとして活躍する。大学卒業後、アサツーインターナショナル(現在のADKインターナショナル)に入社、三菱GTOなどのCF製作に携わる。在職中から『コンバットコミック』などで戦記漫画の原作を手掛け、1998年、『沈黙の戦士』(学研歴史群像新書)で作家デビュー。 漫画『ザ・ワールド・イズ・マイン』(新井英樹著)ではブレーンとして参加、綿密な武器の描写に協力する。また、物語の主題である、主人公モンの言葉「俺は俺を肯定する。」は砧大蔵が新井英樹に実存主義をレクチャーする時に生まれている。砧大蔵は後に、あの台詞は実存主義・『個人主義』の暴走を揶揄した言葉であり、けして肯定的な表現で用いたのではないと発言している。このように『ザ・ワールド・イズ・マイン』へ思想的に大きな影響を与えており、最終14巻巻末の「著者謝辞」においてはスペシャルサンクスとして砧大蔵の本名、樋口知之が記されている。 2001年、アサツーインターナショナルを退社しフリーとなる。 2005年4月6日、自殺。享年42。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「砧大蔵」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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