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破局噴火(はきょくふんか、)とは、地下のマグマが一気に地上に噴出する壊滅的な噴火形式で、しばしば地球規模の環境変化や大量絶滅の原因となる〔例えば、トバ湖の噴火と同時期にヒトDNAの多様性が著しく減少する「ボトルネック(遺伝子多様性減少)」が見られることから、この噴火で当時の人類の大半が死滅したという説もあるくらいである(トバ・カタストロフ理論)〕。大規模なカルデラの形成を伴うことから、カルデラ破局噴火と呼ぶ場合もある。また、そのような噴火をする超巨大火山をとも呼ぶ。''とも呼ぶ。 == 語源 == 「破局噴火」という言葉は、もともと石黒耀が2002年に発表した小説『死都日本』のために考案した用語である。 :『死都日本』では、南九州の加久藤カルデラが約30万年ぶりの超巨大噴火を起こし、火山噴火予知連絡会はこれを「じょうご型カルデラ火山の破局“的”噴火」と発表したところ〔『死都日本』文庫版275p〕、NHKの臨時報道番組のキャスターが「破局噴火」と言い間違えて連呼したことにより〔『死都日本』文庫版421p, 431p〕、日本国内のみならず海外においても「近代国家が破滅する規模の爆発的巨大噴火」を ''Hakyokuhunka'' と呼ぶようになった〔『死都日本』文庫版490-491p〕とされている。 『死都日本』は現実世界の火山学者からも超巨大噴火をリアリティーを持って描いた作品と評価され、「破局噴火」は作中用語を越えて、実際に起きた(そして将来起きるであろう)そのような噴火を表す言葉として一部の火山学者やマスコミ報道で使うようになった〔現代社会は破局災害とどう向き合えばよいのか 小山真人(静岡大学教育学部総合科学教室)『月刊地球』2003年11月号掲載〕。ただし小説中と違って、多くの日本の火山学者は従来どおり学術用語の「ウルトラプリニー式噴火」(海外では''Ultra Plinian'')を使用し ''Hakyokuhunka''という用語は使用していない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「破局噴火」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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