|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 硫化 : [りゅうか] 1. (n,vs) sulfuration 2. sulphuration ・ 化 : [か] (suf) action of making something ・ 窒素 : [ちっそ] 【名詞】 1. nitrogen (N) ・ 素 : [もと] 1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation
硫化窒素(りゅうかちっそ、nitrogen sulfide)は硫黄と窒素からなる無機化合物で、組成が異なるものが数種類存在する。硫黄原子が陽性で窒素が陰性である事から窒化硫黄とも呼ばれている。 ==四硫化四窒素== 化学式S4N4。常温では明るい橙黄色の結晶。サーモクロミズムを示し、−30 ℃ では黄色、100 ℃ では橙赤色になる。 *密度: 2.22 (15 ℃) *生成熱: −138.8 kcal/mol *単斜晶系結晶、空間群: ''C''2''h'' *双極子モーメント: 0.72 D(ベンゼン溶液、30 ℃) *反磁性、磁化率: χM -102 × 10−6 emu *水に不溶 *溶解度:二硫化炭素 13.19 g/L (30 ℃)、ベンゼン 8.69 g/L (30 ℃)、エタノール 1.05 g/L (20 ℃)、ジオキサン 0.018 mol/mol (18 ℃) エーテル中ではエタノールに対するものと近い溶解度になる。液体二酸化硫黄には分解せずに溶解する。 1837年にスーベイラン (Soubeiran) が二塩化硫黄のベンゼン溶液にアンモニアを通じることで初めて合成した。 :6 SCl2 + 16 NH3 → N4S4 + 2 S + 12 NH4Cl 二塩化硫黄の四塩化炭素溶液に塩素を加え、アンモニアを通しても生ずる。 :4 SCl2 + 16 NH3 + 2 Cl2 → S4N4 + 12 NH4Cl 二塩化二硫黄の二硫化炭素溶液にアンモニアを作用させてもできる。 :6 S2Cl2 + 16 NH3 → N4S4 + 8 S + 12 NH4Cl 平面ではなく舟型の立体構造を持つ。N−S 間の結合距離は 1.62 Å であり、単結合と二重結合の中間の長さとなっている。S−N−S 結合角は 113°、N−S−N 結合角は 105°である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「硫化窒素」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|