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祈禱 ( リダイレクト:祈り ) : ウィキペディア日本語版 | 祈り[いのり]
祈り(いのり)とは、神などの人間を超える神格化されたものに対して、何かの実現を願うことである〔三省堂例解新国語辞典「祈る」の項1〕。祈祷(祈、きとう)、祈願(きがん)ともいう〔三省堂例解新国語辞典「祈願」および「祈祷」の項〕。儀式を通して行う場合は礼拝(れいはい)ともいう。 == 概要 == 祈りは、神聖視する対象に何らかの実現を請う行動である。祈りの内容は、対象との意思疎通を図ろうとするものや、病気の回復、または他人の身に良いことが起こるようになど、祈る人の状況や習慣などで多岐にわたる。神に対して自分の考えや思いを表現することは「告白」や「お礼参り」という。 外形的には、祈祷者(祈祷師)の独白ないし語りかけ(呪文や経典や教本の一節などの定型句など)、または黙祷というかたちをとることがある。また、瞑目、平伏、合掌あるいは行進(歩行)などの身体動作、姿勢や舞・踊りなどや、それらが伴う場合もある。祈りは、個人で行われることもあり、集団で行われることもある。付帯的に供物などの奉げる(ささげる)ものを添えるばあいもある。その様式や理念は宗教にもよって、様々に定義されているものや曖昧なものもあり、最も基本的な宗教活動や民間信仰の一つである。 そして、「教義や教則、またそれらを含めた経典や教本をもつ宗教」に限らずそれ以前に、世界中の古代文明において発生したシャーマニズム(祈祷・占い・呪術・薬草による医療行為・神との交信)や祖霊信仰や自然崇拝・精霊崇拝アニミズムの日(太陽)や流れ星に至るまで、対象が漠然としたものに対する感謝などの、意思の表明や表現や現象に対しての活動でも同語が用いられ、一概に祈りというものが特定宗教における価値観念とは別の、より根源的な欲求に基いた人間の活動様式であることも見て取れる。そして、その対象も時と場所や個人の思想にも拠り様々であるが、祈りと言う活動は、人間の社会において普遍的である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「祈り」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Prayer 」があります。
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