|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 祖 : [そ] 【名詞】 1. ancestor 2. forefather 3. progenitor
祖阿(そあ、生没年不詳)は、室町時代の僧侶で、室町幕府の第1回遣明船の正使。出自などについては不詳。将軍に近侍する同朋衆であったと見られている。 応永年間(1394年~1428年)の初め、博多の商人肥富(こいとみ、こいつみ・こいずみとも)が明から帰国し、室町幕府3代将軍足利義満に日明貿易の利について説得した。財政難に苦しんでいた幕府は肥富の意見を取り入れ、1401年(応永8年)に祖阿を正使に、肥富を副使として鎖国中の明に遣わせ、日明の関係を開く糸口を作らせた。 その翌年、祖阿は明使である天倫道彝(てんりんどうい)・一庵一如を伴って帰国した。これ以後、遣明船の正使・副使は臨済宗の五山関係の僧から選任されるようになった。 なお、林屋辰三郎は、「祖阿」と『大乗院日記目録』応安7年12月7日に登場する「天竺聖」と同一人物と言う説を唱えており、田中健夫は「楠葉西忍の実父である素性不明の天竺人」と当該「天竺聖」を同一人物とする説を唱えた上で林屋説(祖阿と「天竺聖」を同一人物とする説)とは矛盾しないとしている(田中健夫『東アジア通交圏と国際認識』吉川弘文館、1997年、P28)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「祖阿」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|