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ローマ正教(ローマせいきょう)は、鎌池和馬のライトノベル作品及びそれを原作とする漫画・テレビアニメ『とある魔術の禁書目録』に登場する架空の宗教組織。なお、所属する登場人物についても解説する。 == 概要 == バチカンに拠点を置く十字教の一派。トップはローマ教皇のマタイ=リース。本拠は聖ピエトロ大聖堂。現実世界のローマ・カトリックに相当する。 世界113カ国に20億人の信徒を抱える十字教の最大勢力。しかし、魔術を使える者は限られるため、魔術サイドでの立場はイギリス清教と大差ない。むしろ物語の進展によって「グレゴリオの聖歌隊」「アニェーゼ部隊」といった実働部隊の壊滅や離反、また聖霊十式の消滅などで弱体化しており、イギリス清教に対して焦りがある。十字教諸派の中でも特に異教徒や科学サイドを嫌悪・差別する傾向があり、対立を深めている。 第三次世界大戦終結後、組織改編でマタイ=リースが教皇を退位し、枢機卿のペテロ=ヨグディスが新教皇に着任した。 ; 神の右席(かみのうせき) : ローマ正教の影の上層部であり、教皇以上の権限を持つ組織。 : 本来、教皇の相談役として設置された役職だったが、時代が下るにつれ関係が逆転し、逆に教皇を従わせる立場となる。ローマ正教の最深部に位置する禁断の組織であるため、その存在を知る者は魔術サイドはおろか、ローマ正教内でもわずかである。アックアによると「世界を動かすために存在する」。 : メンバーは四大天使(ミカエル・ガブリエル・ウリエル・ラファエル)に対応する4名からなる。それぞれイタリア語で四大属性(火・水・風・土)を意味する名を名乗り、自分が司る属性の色を基本とする服装をしている。最終目的は神と対等な地位を意味する「右席」の地位に就き、さらに神を超えた存在である「神上(かみじょう)」に至ることらしい。しかし、メンバーそれぞれが独自の目的で行動しているため、組織としては一枚岩とは言い難い。 : それぞれ原罪を可能な限り薄めており、その肉体は人間より天使の存在に近い。そのため人間用の通常魔術は行使できないが、代わりに専用に調整された術式や霊装を用いることで各々の性質に合致した強力な魔術を行使する〔例外的に通常魔術が使えるメンバーもいる〕。 ; : ローマ正教内にある騎士団。 : 背信者の討伐任務などを行う実行部隊。全員に加護が付加された施術鎧と天弓のレプリカが配備され、またグレゴリオの聖歌隊による聖呪爆撃の攻撃地点を指定するアンテナのような術式を有する。イギリスの騎士団を模倣して作られた物らしく、ステイルから「盗作」と酷評されている。 : アウレオルスの討伐の為に学園都市へ派遣されるも、三沢塾へ突入した部隊は全滅し、残った部隊で聖呪爆撃を行使するも返り討ちに遭う。 ; : ローマ正教内にある大規模な十字教の一派。 : かつて十字教を伝えた関係で、南米に強い影響力を持つ。無敵艦隊を倒されて以来、イギリスとは魔術勢力的な確執がある。10年ほど前にイギリスの第三王女を襲ったが、傭兵時代のアックアにより失敗に終わった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ローマ正教」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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