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神奈川県立外語短期大学付属高等学校(かながわけんりつ がいごたんきだいがくふぞくこうとうがっこう)は、かつて神奈川県横浜市磯子区岡村四丁目にあった公立高等学校。神奈川県立外語短期大学の附属学校であった。通称は「外短」(がいたん)または「外語」(がいご)。 == 概要 == 公立高校としては神奈川県下屈指の進学校であり、最盛期では比率において都内の有名私立高等学校とほぼ遜色ない数の生徒を早慶上智等の難関大学に合格させていた。また、4年制大学への進学率は県内最上位であり、その中でも難関大学への現役進学率の高さは筆頭に値した。全日制課程貿易外語科のみを設置する専門高校ではあったが、他の普通科公立トップ高校と遜色ない学力レベルであったことから、全県から優秀な生徒が集まっており全国の専門学科のなかでも最難関級の高校であった。 全国有数の英語教育を実施していたため、生徒によっては2時間以上かけて県内遠方から通学するものも少なくなかった。一年次の英語の単位数は普通校の約2倍で、2,3年次には英語での本格的なディベート科目、英語での課題研究(Discussion & Research)等、かなり高度な英語専門科目を選択することが可能だった。この学校の特徴的な英語教育は大学でも評価され、慶應義塾大学や早稲田大学等、有名私立大学の指定校推薦枠も多く存在した。 入学試験においては2005年度入学者選抜から後期学力検査で英語において学校独自作成問題が導入され、その難易度は他校とは一線を画し、高度な英語力が要求された。また2007年には、神奈川県教育委員会が県立高校の進学実績向上という目標を明確化するため「学力向上進学重点校」10校を指定し、県内有数の公立進学校である湘南高校や小田原高校などとともに本校もそのうちの1校に選ばれた。 しかし、2004年に合併が決まって以降は入試倍率、難易度ともにやや後退。入試倍率で他の公立トップ校に水をあけられた時期もあったが、外語短期大学付属高等学校として卒業する最後の卒業生の代(2007年度)では、150数人の学年規模にもかかわらず東京大学へ現役で3人の合格者を出すなど最後まで進学実績を守り抜いた。 英語だけではなく第二外国語が2年間必修となっているのも特徴のひとつであった。授業で海外の出版物が多く利用されている第二外国語にはフランス語、中国語、スペイン語、ドイツ語があり、いずれも大学教養レベルの授業であった。 外国式の教育を多く取り入れられており、校風はかなり自由であった。校舎内は一足制で、標準服こそ存在していたが着用義務は無く、完全な私服通学が可能であった。チャイムはテスト期間ですらも一切鳴らず、試験監督の先生が所持する時計を基準に行っていた。校内放送(生徒の呼びだし等)を聞く機会も文化祭の時期くらいのものであり、「自由と自律」を重んじる校風であった。校則は勿論、生徒手帳すら存在しなかった。 海外帰国生徒特別募集枠もあったことから帰国子女からの人気も高く、多くの帰国生が在籍していた。帰国枠で入った生徒は基本的に1年生の時は1組に配属され、レベルに応じて1,2年生の間は英語、国語、数学において習熟度別の取り出しクラスが設けられていた。 2003年から文部科学省のSELHi の指定を受けた。 男女共学ではあったが、他の国際科、英語科高等学校と同様に男女比率では女子が圧倒的に多かった。また付属校ではあったが、神奈川県立外語短期大学への内部進学制度は存在せず、殆どの学生が4年制大学を希望した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「神奈川県立外語短期大学付属高等学校」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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