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神宮文庫(じんぐうぶんこ)は、伊勢神宮が運営する図書館である。伊勢の神宮の公益事業であり、神宮の宗教法人としての規則である神宮規則第64条によると、「神宮所蔵の図書を整理保存し、日本固有文化に資する図書の蒐集及び補修を行い、これを一般に閲覧せしめ、文化の発展、智識の向上に資するを目的とする」。内宮と外宮が所蔵していた文書・記録などのほか、慶安1年(1648年)に設立された豊宮崎文庫(とよみやざきぶんこ)と、貞享3年(1686年)に設立された林崎文庫(はやしざきぶんこ)所蔵の図書を明治時代に統合・保管するために1906年(明治39年)に設立された。基本的に木曜-土曜日には一般の利用が認められている。一般の利用が可能な日時は#外部リンクの公式サイトを参照のこと。 == 沿革 == === 江戸時代以前 === 奈良時代の766年(天平神護2年)、文書類を保管するために内宮に文殿(ふどの)がつくられた。外宮ではこれに遅れること約500年、鎌倉時代の1261年(弘長元年)に神庫(しんこ)がつくられた。これらの施設では神宮に関係しない文書・記録をも所蔵し、神職の研究・調査に利用されたが、禰宜以下の者には利用が許されなかった。 南北朝時代の正平年間(北朝では貞和年間であるが、北畠家支配下の伊勢国にあることもあって神宮は南朝よりであった)、戦乱で文書などが散逸することをおそれた荒木田経延が現在の伊勢市宇治今在家町に岡田文庫を設立するものの、直後の1347年(正平2年、北朝では貞和3年)12月20日に焼失し、再興されることはなかった。 外宮と内宮の対立もあり、これらの施設は明治維新後に廃止されるまで統一されず、両宮それぞれで独立して管理・運営された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「神宮文庫」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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