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チーム関西(チームかんさい)は、関西地方で活動する日本の保守・右翼系市民団体。主に在日特権を許さない市民の会(在特会)、主権回復を目指す会(主権会)のメンバーによって構成された「行動する保守」を標榜する団体の一つ。 == 概要 == 在日特権を許さない市民の会(在特会)、主権回復を目指す会(主権会)といった 右派系市民団体の関西在住メンバーや、関西地方で活動する右派系市民活動家らの連合グループとして結成された。正式な結成時期は明らかにされていないが、荒巻靖彦前代表の発言〔※3分22秒より〕や旧公式サイトの供用開始時期から、2009年(平成21年)10月中に結成されたものとみられる。荒巻が代表辞任を発表した2012年(平成24年)2月12日をもって表向きは活動を休止したことになっているが、公式サイトでの活動告知やカンパ募集は現在も継続されている。 団体間の垣根を超えた共闘関係を構築するための集まりという側面が強く、役職は代表のみ、規約や会員制度は設けないなど、組織構成は極めて簡素なものとなっている。チーム関西が主催する形式で活動を行うこともあるが、各メンバーが所属している右派系市民団体の活動に協賛などの形で関与するケースも多い。また独自の寄付金口座を開設してカンパを募っており、年間で100万円を超える額が集まったこともあるという。 リベラル・左派寄りの政党やマスコミ、在日韓国・朝鮮人など「反日的」とみなした勢力の糾弾を目的とした街宣やデモを行うとともに、情宣活動の一環として活動の様子を撮影した動画を「YouTube」や「ニコニコ動画」などの動画投稿サイトにアップロードしている。 街宣やデモの現場で過激な言動を多用する傾向があり、業務妨害や器物損壊などの違法行為に及んだメンバーが刑事責任や民事上の損害賠償責任を問われるという事例が後を絶たない。2014年(平成26年)5月末までに7つの活動に関して50名(延べ人数、以下同じ)が刑事事件の被疑者として送検されており、そのうち少なくとも31名が起訴猶予処分となり、18名が有罪判決を受けている。また3つの活動に関してメンバーらに対する損害賠償請求訴訟が提起されている。 メンバーや元メンバーら十数名に取材を行ったジャーナリストの安田浩一は、チーム関西を始めとする右派系市民団体には、満たされない承認欲求を抱えた人々が活動を介して繋がり合うという一種の擬似家族的な側面が見られると述べている。他方で、保守的な中間層が排外主義的な右派系市民活動(「排外主義運動業界」)の担い手になっていると主張する徳島大学の樋口直人准教授は、チーム関西は主にブルーカラー層によって構成された同業界の中でも特異なグループであり、チーム関西の事例から社会階層の低い者が排外主義に走っていると安易に結論付けるべきではないと指摘している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「チーム関西」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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