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ポートアイランド線(ポートアイランドせん)は、三宮駅からポートアイランドを経由し神戸空港駅までを結ぶ、神戸新交通のAGT路線である。全線が兵庫県神戸市中央区内を走行する。愛称はポートライナー。 三宮駅からポートアイランドにある中公園駅、市民広場駅を経てポートアイランド沖の神戸空港駅に至る路線と、市民広場駅から分岐して北埠頭駅を経て中公園駅へ合流する路線から構成されている。本記事では解説の便宜上、前者を「本線」、後者を「支線」として解説する〔正式には、本線・支線等の区別はない。また、三宮駅から市民広場駅、北埠頭駅を経て中公園駅に至る路線の方が先に開業している。〕。 駅番号を構成する路線記号は本線が、支線(市民広場駅・中公園駅を除く)が。 == 概要 == 神戸港沖に建設された人工島「ポートアイランド」と神戸市の中心地三宮を一方通行の環状運転で結ぶ軌道系交通機関として建設され、1981年2月5日に日本初の実用的な新交通システムかつ世界初の自動無人運転方式として開業した。その後、2006年2月16日の神戸空港の開港に先立って、神戸空港駅まで同年2月2日に延伸・複線化し〔『鉄道ファン』通巻650号 p.118〕、現在の路線の形となっている。 運転士を必要としない世界初の無人運転システム(開業当初は添乗員が乗務〔『鉄道ファン』通巻650号 p.115〕)であり、全駅に、日本で初めてのフルスクリーンタイプのホームドアの設置〔『鉄道ファン』通巻650号 p.117〕や、最小曲線半径 30m〔『鉄道ジャーナル』通巻393号〕、56パーミルの急勾配〔ポートターミナル駅南側のポートピア大橋との接続部。〕など、AGTの性能を最大限発揮した線形となっており、既存市街地では高層ビルや高速道路などを縫うように軌道が敷設されている。車両基地を除く全線が高架構造で、線路内に容易に立ち入りができないようになっており、開業以来無事故記録を更新し続けている。 ポートアイランド内に多数の企業や大学のキャンパスがあり、また神戸空港のアクセスルートであるため、朝のポートアイランド行きおよび夕方の三宮行きにおいて激しい混雑が見られ、混雑率は、2016年(平成28年)度には160%程度に上る見込みである〔混雑率では、日暮里・舎人ライナーが上回るものの、輸送力、輸送人員はともにAGTの中で最も多い。〕。以前は重量制限のため駅を出発できないことがあったが、現在はそれが緩和されて改善されているものの、混雑は深刻化している。また、21時台から22時台にかけては神戸空港に到着便が集中するため、激しい混雑が見られる。島内の企業に勤めるOLなどは、朝夕のラッシュを避けるため、タクシーに乗り合わせる姿がよく見かけられる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「神戸新交通ポートアイランド線」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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