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神曲奏界ポリフォニカの登場人物(しんきょくそうかいポリフォニカのとうじょうじんぶつ)は、シェアード・ワールド作品『神曲奏界ポリフォニカ』のクリムゾン・ブラック・ホワイト・ぶるう・その他の各シリーズに登場する架空の人物について記述する。 注:登場人物名は一部の例外を除き、すべてカタカナ表記である。ホワイトシリーズ以外の人間の名前は「姓・名」表記である。ホワイト・シリーズでは、コランダム王国および聖クラスト王国の出身者は「名=姓」表記だが、神聖メニス帝国の出身者には「姓=名」表記の人物が存在する(例:タタラ=オキツグ)。 精霊の名前は「名・柱名・精名」(ホワイトシリーズ以外)または「名=柱名=精名」(ホワイトシリーズ)の表記である。区切りが・と=のどちらになるかは、フルネームの初出がホワイトシリーズかどうかに依存する。 声:キネティックノベル版/TVアニメ版 == クリムゾン・シリーズ == === ツゲ神曲楽士派遣事務所 === ; タタラ・フォロン : 声:小橋達也/神谷浩史、橘凛(少年時代) : 「赤」シリーズの主人公である青年神曲楽士。身長は178cm。線の細い中性的な容姿で、性格は優しく気弱で少々優柔不断。その性格ゆえに、主人公であるにもかかわらず契約精霊のコーティカルテには完全に尻に敷かれた状態。主制御楽器はピアノ。トルバス神曲学院にて神曲を学び、正規の神曲楽士になってからはツゲ神曲楽士派遣事務所に勤務。事務所から大型自動二輪タイプの自走式可変単身楽団「ハーメルン」を支給されている。 : 捨て子のため孤児院で育っており、生まれや血縁などに関しては一切不明。元々内向的で、要領の悪さから周囲の子供たちに疎まれていた過去を持つ。タタラ姓は、孤児院を出る際に社会生活で便宜上必要なために付けられたもの〔神曲楽士として大成するようにとの願いが込められているとも語られている。〕ということで、七楽門の「火のタタラ家」とは無関係(むしろプレッシャーを感じるようで、本人曰く「重い」)。生い立ちや疎まれた過去の影響からか、中々自分自身に対して自信が持てないため、他者から寄せられる好意に対して非常に鈍い所がある。 : 普段は要領が悪く冴えない所も多いが、その身には驚異的な集中力と奇蹟的な神曲の才能を秘めている。いざその才能が発揮された際には、走行中にハーメルンを転倒させずに変形してみせる(バランスが著しく崩れるため走行中の変形は禁止事項)、譜面にも起こさず脳内の旋律のみで一気に封音盤を作成してのける(常人では集中力が持たず到底不可能)、周囲の音全てを一つの流れとして捉えそれに自身の演奏を合わせられる(常に自分の眼の焦点を無限遠に合わせながらものを見るような所業)、防音室での演奏にもかかわらず下級から上級まで約100体もの精霊を召喚して彼らから契約を求められる、歌声だけや単一の楽器のみで神曲を奏でてのける、さらには喪われた存在であるレブロスをすらこの世に一時的に呼び戻すなど、数々の偉業を成し遂げる。アニメ第2期オリジナル展開では、コーティカルテを一時的ながら全盛期の始祖精霊の状態へと戻している。しかし学生時代はその潜在能力を上手く活かせず、実技の面では苦労していた(真面目な性格から勉強自体には熱心に取り組むので学科は優秀)。 : 神曲など知らない4歳から5歳の頃に、歌でコーティカルテと不完全ながら精霊契約を結んでいるが、それは神曲楽士達の常識から考えれば本来ありえない出来事であった。契約の最中にレイトスの手でコーティカルテと引き離されるが、彼女に施されていた封印が解除されたことで12年ぶりに再会。しかし、その容姿があまりに過去の記憶と異なっていたため、頭では納得出来ていても心がその事実を受け入れられずにいた時期があった。またコーティカルテの強大な力について深く考えず、ただ傍に居てくれればいいとだけ考えていた時もあった。しかし、子供を車から救おうとして周囲にまで被害を及ぼしてしまい、これを機に力を持つ者の資格と責任についても深く考えるようになっていった。その後は様々な障害を2人で乗り越え、今ではパートナーとして互いに強い信頼関係を築いている。 : 繊細でひ弱そうな容姿をしているが、学院の教育方針で一通りの戦闘訓練は受けている。またコーティカルテと契約した定めか、一般的な神曲楽士達では経験し得ないような過酷な戦場を幾度も潜り抜けて来ているため、実戦経験も豊富でいざと言う時の度胸もある。通常、精霊がいない状態で敵に狙われると脆い神曲楽士だが、別の場所で戦うコーティカルテへの神曲支援を絶やさず、自分を狙ってきたテロリストと一対一の戦いで機転を利かせて勝利したこともある。 : 人間社会では未だ無名ながらも、その極上の神曲は既に精霊達の間では伝説となってきており〔学生時代に再試験で呼び出された精霊達がその時聞いた神曲のことを他の精霊に語り、さらに始祖たるコーティカルテが誰もフォロンに近づけさせないために噂が噂を呼んでついには伝説扱いされている。〕、本来は級の上下を問わず大量の精霊を惹き付けられる力がある。だが、精霊の女王たるコーティカルテが誰も近づけぬよう常に睨みを利かせているために、他の精霊を一切呼ぶことが出来ない〔フォロンにトルバス・スピリット・フェスタでの神曲演奏が依頼された際、それを拒否するコーティカルテに対し「我々にもっとフォロンを」をスローガンに他の精霊達による労使交渉じみた抗議活動が行われた。〕。また、フォロン自身も常にコーティカルテと共に歩んで来た結果、その才能を彼女専門に特化してきており、「曲のなかにコーティカルテの影がみえる」といわれる。だが、その事がまたフォロンの神曲に新しい魅力を齎しており、精霊達にとってフォロンに神曲を演奏してもらうのは憧れとすらなっている。現在は、仕事の傍ら母校であるトルバス神曲学院から月一回の特別講師を依頼されており、コーティカルテ共々学生達(特に女学生)からの人気が高い。学生達は、親しみ易いフォロンを自分達の目指す将来の具体的なモデルとして捉えている様子。 :; コーティカルテ・アパ・ラグランジェス :: 声:平井理子/戸松遥 :: 「赤」シリーズのヒロインで、フォロンの契約精霊。「始祖精霊」の一柱で、桁違いの力を持つ精霊の女王。本来の姿は外見年齢20才前後の美しい成人女性なのだが、ある事情から普段は13〜14才くらいの少女の姿になっている。フォロンの神曲支援がある時だけ本来の姿に変身し、その強大な力を「制限無く」振るうことが可能となっている。ちなみに大人の時の身長は170cmで、スリーサイズはB95W55H89(ヤーディオの見立て)、無駄な肉の少ない痩せ型でスタイル最上級(神奈月コメント)。少女の時の身長は145cmで、スリーサイズは3分の2程度に減量している模様(レンバルトの見立て)。この時の胸はBカップくらいとのこと(神奈月コメント)。少女時の体のラインは、完全な子供体型ではなく多少大人っぽくなるように描いてあるそうで、キャラデザの神奈月昇曰く「エセ幼女」。 :: 戦闘が非常に得意で戦闘技術全般に長けているが、性格的に大雑把な所があり家事や精密作業は大の苦手。また派手好きでお祭り好きなため、昔から人里に頻繁に紛れ込んでいたおかげで人間社会への深い知識を持つ反面、礼儀を無視したり誰でも知っているような決まり事を知らなかったりと妙な所で常識に欠ける部分がある。紅の殲滅姫<クリムゾン・アニヒレイタ>、我が侭な紅<ウェイワード・クリムゾン>、血塗れの公爵夫人<ブラッディ・ダチェス>、紅の女神など、数多くの異名を持つ。姫と冠されていることや数々の異名からも窺(うかが)えるように、いつもの振る舞いは気位が高く非常に我が侭で短気で尊大で容赦が無く、メリディアからは「高飛車が服を着ている」呼ばわりされている。しかし芯の部分はとても誠実な性格で、フォロンのためならばどんな戦場でも文句一つなく飛び込めるという騎士のような所がある。榊一郎曰く、キャラクターイメージは猫。フォロンにのみ、「コーティ」という愛称で呼ぶことを許している。好物は玉子焼きサンドであり、特に朝はそれ以外は食べない。また、フォロンと同じ物を食べなければ気が済まないらしく、フォロンも毎朝の朝食は玉子焼きサンド以外を食べられない羽目になっている。他にはレオナルド・バーガーの「煉獄バーガー」、アニメ第1期以降はイチゴジュースも好物であるという設定が加わった。また家庭用ゲーム機への移植やアニメ化などで初期衣装による不都合が生じたため、後の作品では若干のリデザインが行われている(スカート裾が引き摺るほど長くアクションに不向きなため、足首の辺りまでに長さ変更。下着未着用にも見えたため下着っぽい衣装の追加。インナーデザインの明確化と若干の変更。腰の装飾部分で勘違いが多かったため変更(アニメ1期の装飾は違うとのこと)。肩の装飾の構造を細部まで明確化など)〔アフタースクールパーフェクトエディションのショップ特典CD内の設定資料より〕。 :: 通常はフォロンの神曲支援がある時だけ本来の姿に戻っているが、実は大人形態に戻ること自体はいつでも可能。しかし、存在が変質しているためにエネルギー効率が悪すぎ、慰安旅行先で酒に酔って大人に戻った際にはほんの数分ほどで体力が切れてぶっ倒れてしまった。このように大人形態は自分の意思で維持できるものではなく、ディエスらが聖骸を利用して行った攻撃で大人から戻れなくなるという異常事態に陥った時は、衰弱して消滅寸前にまで到った。 :: 世界最古の精霊(世界奏造の時から生き続けている)〔ただし性交経験は無く、榊一郎曰く「無駄に歳を重ねてきただけで経験皆無」の精霊。〕として、精霊達の中でも知らない者の方が多いような事柄まで知っており、人間達がいつか真相に辿り着くのを楽しみに待ち続けている。また、精霊の女王・始祖精霊であるためその名前には神曲と同じような力があり、数万体もの下級精霊群を一度に呼び出し様々な方法〔普通の楽士のように労働力として扱うだけでなく、群体化(それに伴い下級精霊群の知能も格段に向上)や広域情報ネットワーク化といった、普通の人間は知らず、また人間には実行できないような扱い方も可能。〕で自在に使役することができる。しかし、フォロンの神曲を得て仕事をするのはあくまで自分自身であるからと、プライベートな事柄以外では精霊群を召喚することはしない。 :: フォロンとの出会いは、第一次<嘆きの異邦人>動乱の最中。当時<嘆きの異邦人>盟主であったクチバ・カオルの契約精霊として戦場で猛威を振るっていたが、レイトスとの戦いでカオルが死亡。元々前もってカオルから契約解除を行なわれていたために即座に飢餓に苛まれることはなかったようだが、神曲楽士の支援を失ったコーティカルテはレイトスとエレインドゥースに敗走。消滅を待つまでに衰弱していた。その身を救ったのが、当時孤児院に居た幼いフォロンの「歌声」だった。この運命の出会いで、コーティカルテはそれまでの全てを棄てて光の下を歩む決心をする。しかし、フォロンとの精霊契約の途中にレイトスに捕まり、トルバス神曲学院の地下に封印されてしまう。それから12年後、フォロンの専門課程への進級に合せて封印を解かれ再会を果すが、中途半端な契約と長期の封印による飢餓状態の影響で存在が不安定となり、安定を保つためにその姿は大人から少女へと変化していた(コーティカルテ曰く、フォロンのせいで縮んだ)。フォロンが自分を女として意識しないのは身体が縮んでしまったせいだと考えており、現在の少女の容姿に大層な不満を抱えている。 :: フォロンに心底惚れており、常に彼の存在を独占しようとする。そのためにフォロンは他の精霊を一切呼べず神曲楽士としての仕事の幅を狭めているのだが、その事を理解していてもなお気持ちを抑えることが出来ないでいる。その独占欲は当然人間の異性にも適用されるため大変なやきもち焼き。また、精霊としてだけでなく女性としてもフォロンを独占するに足る存在になろうと、「フォロンの子供を生む方法を捜す」などという発言でフォロンを困惑させることもある。ちなみに、「白」で明かされた好みの男性像は悉くフォロンそのものであり、ブランカを人間に変装させる際にそっくりの容姿にしたことがある(作者のお遊び)。 :: ツゲ神曲楽士派遣事務所の一員ではあるのだが、当人はあくまでフォロンの契約精霊であり事務所の職員ではないという意識なので、契約精霊としての仕事以外はしない。そのため、フォロンが書類関係の仕事などをしている際には事務所に備えられている雑誌などを頻繁に読んでいる。基本的に読書家だが、以前は専門書や解説書などばかりを読んで、小説や漫画などには興味は示さなかった。しかし最近はユギリ姉妹が持ち込んだ漫画を読んだ際に目覚めたようで(それも元々はフォロンの嗜好を理解しようとしての行為)、現在は熱心に読んでいる。その結果、自分がツンデレ属性であることに気付かずにツンデレを真似ようとして妙な言動をしたり、フォロンがリュネアを気にかけるのは眼鏡や三つ編みが好きなのではないかと勘違いしたりという影響が出ている。ルックバッククリムゾンでディエスに追われていたネリネ(リコリス)を助けたことで、フォロンにこれまで隠していたことをすべてを打ち明けることを決意。精霊島やレブロス、世界の成り立ちや摂理である「ダンテ」の正体、そして自分が始祖精霊の一人であることを明かした。 ; リオネイル=フラメル=エリュトロン : 前世の詳細はホワイト・シリーズにて。 : 死の禊を終え「聖獣フラメル」として現代に転生してきた。転生を察知したコーティカルテによって誕生の瞬間に保護され、以前と同じ過ちを繰り返させないため付きっ切りで再教育が行われている。 : 根底で繋がっているコーティカルテの現在の状態が影響しているため、フラメルの外見も以前と違い幼児の姿となっている。その容姿が女の子にしか見えないほど愛らしかったため、ツゲ事務所の面々(フォロン含む)はコーティカルテに指摘されるまで男の子だと気付かなかった。前世の記憶が継承されているため生まれたてにもかかわらず情動が安定(通常精霊ではありえないこと)しているが、復活直後という事もあって記憶と知識はバラバラの断片状態でまともに関連付けられていない。そのため振る舞いも思考能力も子供そのもので会話も舌足らず。いつもぼんやりとしていて何を考えているのかわからない(何も考えていないとも言える)。ただ、前世の影響でメイドと白い犬や狼(スノウドロップとブランカが連想されるため)を酷く恐れる。コーティカルテのことは「こーて」と呼ぶが、彼女がペルセルテに言った冗談の影響でフォロンのことを「おとさん」と呼ぶようになった。フォロンに良く懐いており、彼の神曲も好んでいる。またコーティカルテと繋がっているため、彼女に演奏した神曲の効果がある程度フラメルにまで及ぶ。 : 街で迷子になっていた際に少女ドリスとその父親に出会い、かつての契約者「炎帝」に似た雰囲気を感じさせるドリスと仲良くなる。だがその直後にキダリオ工作員がメニス帝国内で起していた精霊や子供の誘拐事件に巻き込まれ、ドリス共々誘拐されてしまう。その後監禁先の港湾倉庫でドリスに危害が加えられた際、かつての契約者が殺された場面が断片的に蘇ったフラメルは、理由も判らないままに感じた憎悪や憤怒から暴走。対精霊装備で身を固めた工作員達をその圧倒的な精霊雷出力で蹴散らし、装備が傷付いて守りを失った彼らを消し飛ばそうとするが、辛うじてコーティカルテの現場到着が間に合い人殺しになる事態は避けられた。そして、フォロンとコーティカルテの始まりの曲<パス・ファインダー>を鎮静神曲として受けたフラメルは正気を取り戻し、友達になったドリスやツゲ事務所の面々に囲まれた穏やかな日常へと帰った。 ; ユギリ・ペルセルテ : 声:田中美智/水樹奈々 : フォロン達の後輩で、双子のユギリ姉妹の金髪の方で姉になる。身長はプリネシカと同じ160cmで、彼女より胸やお尻などの肉付きが良く、メリハリがついていてスタイルが良い。胸は普通より少し大きめとのこと(神奈月コメント)。主制御楽器はドラム。暴走機関車のような元気娘で、妹と性格や雰囲気があまりに違うために初対面の人に双子と気付いてもらえないことがある。名前の由来は、精霊の古語で「太陽」の意味を持つ「ペルシェレイキア」。優秀な神曲楽士であり憧れの存在であった父パルテシオの後を追って、自らも神曲楽士になるべく学院に入学する。ツゲ事務所のアルバイト所員だった頃は、事務や雑務を担当していた。ツゲ兄妹にとても気に入られている上にその事務能力も認められていたため、将来神曲楽士になろうがなるまいが採用確定の身であった。その後、卒業間際に国家試験に合格し、晴れてツゲ事務所所属の神曲楽士となった。 : とても妹想いで、神曲を奏でる行為が困難なプリネシカの専門課程への進級のために、陰ながら彼女への神曲支援を行うなど手を尽くしていた。父の才能を受け継いでか、自身も楽士としての才能に非常に恵まれており、レンバルトやユフィンリーにも出来なかった入学半年以内での精霊召喚に成功している。また精霊との付き合い方をよく知っており、観察眼が鋭いために下級精霊の違いを見分けたり、それぞれの精霊の嗜好などを見抜くことに長ける。だがその能力はまだ不安定な所があり、学科も弱いため学院での成績自体は凡庸だった。父パルテシオが軍用自動二輪車を乗り回していた影響で自動二輪が好きになり、優れたリズム感とバランス感覚を生かして最終的に国際A級免許を取得。神曲楽士となってからは、父が愛用していたものと同じALV社製の軍用バイク「F650GS〈ザカール〉」を乗り回している。 : フォロンとの出会いは入学前の学校見学時。その時に起こった事件を通じて彼のファンになる。それ以来フォロン一筋であり、コーティカルテにとっての最大最強のライバルとなっている。出会った当初は恋愛感情ではなく憧れだったようだが、後にカティオム達と関わった事件の最中にフォロンへの恋愛感情があると自覚するに至った。コーティカルテとのフォロン争奪戦の歴史は長く、彼の鈍さも手伝って、入学直前の再会から数年経った今なお決着が付いていない。普段はフォロンを巡っていつもコーティカルテと喧嘩しているのだが、ふとした拍子に2人がピッタリと息を合わせた行動を取ることがあり、「本当は互いにかなり気が合うのではないか?」とフォロンは推測している。また、ペルセルテにはコーティカルテとフォロンを取り合っているという自覚はなく、コーティカルテのように独占したいというわけではないらしい。榊一郎曰く、コーティカルテのイメージが猫なのに対し、ペルセルテは子犬だという。 : ホライズン崩壊事件において、奏始曲に対抗するためにミゼルドリットと精霊契約を交わす。その際、他者を守りたいからと契約を申し込んできたミゼルドリットに、プリネシカを救うため自らその半身となることを選んだドーリスラエのことを重ねて見ていた。 : 普段の元気一杯な態度とは対照的に、幽霊の類が大の苦手で、夜の校舎などを歩くときには普段と逆に妹の背中に隠れている。 :; ミゼルドリット :: 声:すずきけいこ/野中藍 :: トルバス神曲学院に常駐している、10歳前後の幼女の姿をした双子の下級精霊達。柱名や精名は不明。愛称は「ミゼル」。下級精霊では極めて珍しいフマヌビックで、能力的には中級精霊に近い下級精霊と言われている。羽根も髪も桜色で、学院生達からは「桜の精霊」と称されマスコット的な認識を持たれている。非常に楽天的な性格をしており、あまり物事を深く考えないが、その天真爛漫な明るさは場を盛り上げるのに一役買うことが多い。また、生まれてから20年前後しか経過していない幼い精霊であるために、人格が安定せずいつも表情や口調がころころ変わる。だが、どうやらそればかりが原因というわけではなく、相手の反応を楽しむためにわざとそう振舞っている一面もある様子。学院内を巡回中に、追手より逃げ延びて偶然ここに辿り着いたサーギュラントとイアリティッケを発見し、レイトスに引き合わせて命を救ったこともある。その際にイアリティッケの弱味を握ったため、一時的に優位に立ったりもした。 :: 本来は一柱の中級精霊として生まれてくるはずだったが、生まれる瞬間に起きた「ごたごた」のせいで、二柱の下級精霊に分裂したという特殊な生い立ちの持ち主。そのため、2人は容姿のみならず人格や行動パターンにも差異が全く無く、入れ替わられると区別が付かなくなる。また、それを利用してのいたずらなども度々行っている。元々が一つの存在だっただけに自我境界線が曖昧で、神曲支援もしくは強い刺激で自我の境界が緩んだりすることがあれば本来の中級精霊の姿へ戻ることができる。その時は、コーティカルテの「変身」のように幼女から15歳前後くらいの少女へと成長した姿に変わり、羽根も2枚から4枚に変化する。また、2人は生まれる際、エネルギーが“大・小”に分かれてしまったため妹(つまり小かった方のミゼルドリット)は自己修復して幼女の姿の下級精霊になるまで時間がかかってしまい、フォロン達が卒業する間近にようやく妹は姉(大きかった方)のもとに来ることができ、再会することとなった。このため、キネティック版(学生編およびアフタースクール)・TVアニメ版第二期・小説版クリムゾンS本編には姉の方のミゼルドリット1人しか登場しない。 :: 普段は下級精霊として振舞っているので、精霊契約ができずそれを羨ましがっていた。しかし、ホライズン崩壊事件の最中、奏始曲に対抗するためペルセルテに本来の姿での精霊契約を打診。彼女の契約精霊となる。だが契約精霊となってからも自由気ままに行動しており、エイフォニック・ソングバードシリーズでも相変わらず学院を遊び場にしている。 ; ユギリ・プリネシカ : 声:由宇翼/佐藤利奈 : フォロン達の後輩で、双子のユギリ姉妹の銀髪の方で妹になる。身長はペルセルテと同じ160cmで、彼女に比べると胸やお尻などが少し小さいため(胸はCカップ)微妙に華奢に見えるとのこと(神奈月コメント)。姉とは逆にとても物静かで控え目な娘。また学科も姉とは逆に成績優秀。名前の由来は、精霊の古語で「せせらぎ」の意味を持つ「プロイナシェキア」。姉想いで、大抵一緒に行動している。トルバス神曲学院に入学した動機も、神曲楽士を目指すことよりもペルセルテと一緒に居るためというのが大きかった。学生時代は姉と同じくツゲ事務所のアルバイト所員で、事務や雑務を担当していた。彼女もまた姉と同様の理由ですでに採用確定の身であったため、卒業後に姉とともにツゲ事務所の所員となっている。絵が非常に上手く、その方面は絶望的で幼児レベルな絵しか描けない事務所の他の面々に代わり、ツゲ神曲楽士派遣事務所の制服をデザインした〔絵が上手いことにちなむのか特殊な趣味(いわゆるBL)を持っており、レンバルト×フォロンという構図が現在気になっているらしい。また、泥酔するとスケッチを始めることがある。〕。 : 幼い頃、第一次<嘆きの異邦人>動乱の無差別テロで致命傷を負っており、父パルテシオの手で契約精霊ドーリスラエとプリネシカが融合したことで命を繋いだ。その結果、人でもあり精霊でもある存在「半精霊」となる。融合したドーリスラエの記憶と想いをある程度保持しており、亡き父親に対する感情は姉よりも複雑に屈折し絡み合っている。ただし、二人の人格自体は既に完全に融合しており、ドーリスラエの部分は記憶や精霊の力として以外は表に出ることはない。 : ドーリスラエとしての記憶を保持しているために自分の正体を自覚しており、苦悩しつつも姉妹でいるためにペルセルテに真実を語らず、自分は人間であると長い間騙し続けていた。しかし、入学後しばらく経った頃に起こった異邦人の学院襲撃事件に巻き込まれ、姉を守るために精霊の力を使い正体が発覚してしまう。その事でペルセルテと一悶着あるが、互いにそれを乗り越えて一層強い絆を築いている。 : 過去の精霊奇兵の技術で融合したにもかかわらず奇跡的にバランスが取れた状態の半精霊となっているが、代わりに精霊と人間双方の弱点を抱えてしまっている。そのため一時的には人を越えた力が出せても、普段は精霊と同じく神曲の良い影響も悪い影響も受けやすく、身体も弱いためよく病気になる。奏始曲絡みの事件現場に遭遇した際には、その悪影響から生命の危機に瀕する場合もある。融合したドーリスラエは上級精霊だったが、プリネシカが精霊の力を使う際には4枚羽根が現れる。またプリネシカの精霊としての力は弱く、下級精霊レベルの出力しか出せない。 : ドーリスラエの意識などは基本的にプリネシカの中に完全に溶け込んでいることもあり、普段は多少精霊やメニス帝国軍などに関する知識を提供する程度でドーリスラエとしての部分を見せることはない。しかし、奏世楽器封印任務に際して陸軍の検問に引っ掛かった際にはドーリスラエとしての振る舞いをして、検問をしていた第八師団と争うことなく一同を通過させるなどの活躍もみせた。 : ペルセルテ同様、亡父パルテシオの才能を受け継ぎ、かつドーリスラエが半身であることから精霊心理への理解も深く、能力的には神曲楽士として十分通用するものを持っている。しかし半精霊であるため、神曲を奏でれば精霊としての部分が疲弊してすぐに倒れてしまうため、独力では神曲を奏でることが困難だった。ただし、神曲支援を受けて精霊の部分の消耗を補いながらであれば神曲演奏は可能であるため、フォロンの案でペルセルテに陰ながら神曲支援をしてもらいつつ進級試験に臨み、無事ユズリハルルカを召喚して進級した。だがやはり、実際の職業として神曲楽士を選択することはできなかった。 ; サイキ・レンバルト : 声:久保田竜一/小西克幸 : ツゲ事務所に所属する神曲楽士で、フォロンの同僚で同級生で親友でもある。身長は184cm。裕福な商家の出身で、優男然とした印象の外見に反してかなり男らしい性格。生い立ちや性格などフォロンとは正反対な部分が多いのだが、お互いとても馬が合いその交友はずっと続いている。主制御楽器はサクソフォーン。学生時代はギターを使用していて、「ぱれっと」収録の《たとえ時が経とうとも―As Time Goes By―》ではピアノも弾いているなどかなり器用な演奏技術を持つ。事務所から四輪バギータイプの自走式可変単身楽団「シンクラヴィス」を支給されている。 : 普段はクールな伊達男といった感じだが、実は重度のヒーロー物好きである。事務所の制服をデザインした時や、酒の席で余興に歌を披露した時などにその趣味が爆発し、周囲から冷ややかな反応を受けたこともある。また「ヒーローにビーム技は必要」派。恋愛に対する欲求が非常に薄く、学生時代から良くモテるのに誰とも交際しようとしない。しかし、プリネシカに対しては少し好意を持っており、現在一番気に掛けている異性である。ちなみに、コミック版では同級生のアヤキからも好意を寄せられていた。 : 神曲学院を卒業する直前の時期になって、主制御楽器をギターからサキソフォンに変更した特異な経歴の持ち主。吹奏楽器は精霊たちへ口頭での指示を行なえない点で難易度が高く、吹奏楽器からギターや打楽器、鍵盤楽器へ転向することはあっても逆は基本的にありえない中、サキソフォンで国家資格試験をストレートでパスしている。サキソフォンへ転向したことについてプリネシカに語ったところでは「ギターに飽きたから」とのことであった。 : 中級以上の精霊は全く惹きつけられないが、下級精霊の召喚数とその使役能力に関してはユフィンリーをも超える天才的な実力を持っている。しかし、当の本人は特性の偏っている自分を天才とは思っておらず、あくまで「天才の紛い物」でしかないと考えている。作者によればフォロンは「芸術家」でレンバルトは「職人」の立ち位置であるとのこと。学生時代にふとしたことからフォロンに秘められた才能の片鱗に気付き、それ以来積極的に声をかけて立ち位置を確保していた。フォロンの神曲は常に誰かに向けて作られていたと見抜いており、コーティカルテを諌めるなど人間が出来た部分もある。「本物の天才」であると認めているフォロン達に内心で若干の嫉妬心を抱きながらも、そういった感情を覚えさせてくれるフォロンの存在を気に入っている。 : コーティカルテをからかうためと思われるが、時折フォロンに対してあたかも恋愛感情を抱いているかのような(というよりフォロンを「狙っている」かのような)言動をする。フォロン本人やペルセルテはともかく、嫉妬深い上に思い込みの激しい部分のあるコーティカルテからはそちらの面でも警戒されている。 : 奏始曲絡みの事件などの場合に、いざという時にフォロンたちの助けになれないだけでなく、場合によっては足手纏いにすらなりかねない自分自身に情けなさを強く感じていた。しかし向上心は常に持っており、コーティカルテが召喚して行った下級精霊群の扱い方にヒントを得て、新技「合体巨人戦隊ボウレムズ」を編み出す(技名にはヒーロー物好きの彼の趣味が多分に反映されている)。この技は大量(数百から数千)に召喚した下級精霊群を一つに束ね、中級精霊並の力を持つ(群体の)光の巨人を数体作り出すというもの。また、各巨人は戦隊物になぞらえそれぞれ1体毎に違う色となっている。 ; ツゲ・ユフィンリー : 声:すずきけいこ/川澄綾子 : 第三神曲公社の管轄下にある、ツゲ神曲楽士派遣事務所の若き所長。身長は165cmで、胸のサイズはペルセルテと同じ程度だが、数値的にはペルセルテの方が大きいくらい。ユフィンリーの方がより肉付きが良く、むちっとした感じでスタイルは良いとのこと(神奈月コメント)。フォロン達の上司だが、同じ学院を出た2学年上の先輩でもあり、専門課程の時に基礎課程のフォロンやレンバルト達の面倒を見ていた。主制御楽器はヴァイオリン。契約精霊は、ヤーディオとマサードの二柱(ただし第二次<嘆きの異邦人>事件の時には、契約精霊はいなかった。また、その後の奏世楽器封印任務の際にもウォルフィスをパートナーとして行動していたことから、二柱の契約精霊はその後に出会ったものだと思われる)。気丈で前向きな性格の才気走った女性であり、神曲楽士としての高いプロ意識を持つ。業界では十年に一人の逸材と言われる天才で、在学中から既に第一線で神曲楽士として働いており、異例の若さ(十代)で自分の事務所を構えた業界の革命児としても有名。マネージャーである兄と共に、兄妹で事務所を経営している。ツゲ神曲楽士派遣事務所はユフィンリーの事務所としては3つ目にあたり、それ以前はユフィンリー個人の事務所を経営していた。愛車はファレス社の大排気量スポーツカー「シューティング・スター」で、最初はワインレッドだったが現在は塗り替えてシルバーになっている。フォロンやレンバルトと比べて業界の裏の面に関してもそれなりに知識があり、アカツキ・ディーレンやドルロイなど非合法に雇われた無資格の神曲楽士たちとも単独で戦ったことがある。 : ツゲ事務所は、割安な報酬設定で依頼内容を選り好みせず何でも引き受けるので、一般市民に受けがよい事務所として広く知られている。そればかりではなく、警察関係者や数々の大企業にも顔が利き、仕事があるときは必ずツゲ事務所を名指ししてくる企業もある。だが、その年齢・経歴・手腕から、業界の古参楽士達との折り合いがとても悪い。そのため、同業者からくだらない嫌がらせを受けることもある。現在は、天才揃い・美男美女揃いの所員達を率いて、硬直化し腐敗した神曲楽士業界に風穴を開けるべく(古参のジジババ共に目にもの見せるべく)奮闘中。 : 「黒」の主人公、マチヤ・マティアが信頼する数少ない神曲楽士であり、時折相談に訪れる彼女にアドバイスをすることがある。また、警察からの協力要請を受けることが多いため、シャドアニとも親しい。マティアやマナガと知り合ったのは「オゾネ・クデンダル事件」がきっかけであり、その際にはクデンダルの演奏を真似て神曲を奏で、暴走しかけていたニウレキナを鎮静させたことがある。またダン・サリエルとは似た者同士であり、同族嫌悪で仲が非常に悪い。さらに互いが単身楽団コレクターであり〔サリエルは最新型や高性能機方面。ユフィンリーはアンティーク方面(ただし、神曲楽士としての仕事に用いるのは携帯性を重視した最新型)。〕、事ある毎に競い合っているため、顔を会わせる度に非常に大人気ない低レベルな罵り合いが始まる。 :; ヤーディオ・ウォダ・ムナグール :: 声:一ノ瀬雅彦/檜山修之 :: ユフィンリーの契約精霊。普通は狼型のベルスト形態ばかりを選択するセイロウ枝族にあって、非常に珍しいフマヌビック形態を採っている。そのため見た目はとても美しい青年だが、実際は「人の姿の方が色々な戦い方ができるから」と言う理由でフマヌビックを選んだ変わり者。その中身も青騎士と呼ばれるセイロウ枝族らしくない兄貴肌の熱血バトルマニアな荒くれ者で、言動が少々下品。また、急所を無くすためにあえて男性器だけ再現していない。「ヒーローにビーム技は不要」派。荒事を非常に好む性格であり、殴り合いが大好きであるが、契約主の意図を汲んで戦闘の目的を見据え、その目的を達成するためにはあえて無様な姿を晒すことも厭わないという戦巧者。 :: 中級精霊にもかかわらず、格闘術に関しては上級精霊をも凌ぐ天才で、格上の精霊相手にでも通用するほどの「業」を持つ。他にも、精霊弾などの精霊雷を効率よく使うための戦闘技術全般に長けており、かつて行動を共にしていたニウレキナに手ほどきをしたこともある。また、絡め手の研究のために人間の思考体系を学ぶ、という目的で漫画の類を積極的に読む(少女漫画なども含めて満遍なくカバーする)。 :: ポリフォニカPLUSでは、契約からまだそれほど間がない時点のヤーディオが登場。ユフィンリーの暴走で精霊美人コンテストに女装で出場させられそうになるが、その姿に無理がありすぎて断念。そのお鉢がユズリハへと回るという彼女にとって災難でしかない酷い展開が語られた。 :: キャラクター原案は大迫純一。年齢は不明だが、ニウレキナの誕生に居合わせていたとあることから、少なく見積もっても「ウェイワード・クリムゾン」で初登場した段階で319歳以上ではある。 :; マサード :: 声:‐/‐ :: 未だ謎に包まれた、ユフィンリーのもう一柱の契約精霊。精名も柱名も姿も枝族も不明。判っているのはヤーディオの少し前にユフィンリーと契約したことだけで、所員達ですらその姿を見たことがある者はいない。現時点で正体を知っているのは、ヤーディオと契約主のユフィンリーだけ。強い力を持っているらしいが、代わりに力の精度が低く使い勝手が悪いために、仕事では呼ばれたことが無い。 ; ユフィンリーの兄 : ツゲ事務所のマネージャーを務めるユフィンリーの兄で、名前は不明。脚を使う外回りの仕事に従事しているために事務所にはほとんど顔を出さない。数日に一度程度は事務所の人間とも顔を合わせるらしいが、あらゆるシリーズを通して未だ登場していない。マサードとユフィンリーの兄は同一人物なのではという噂があるが、榊一郎曰くデマである。「学生編」のころにはまだツゲ事務所(この頃はユフィンリーの個人事務所)のマネージャーではなかった。父とは今一つ折り合いが悪いらしく、実家にはユフィンリー以上に寄り付かない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「神曲奏界ポリフォニカの登場人物」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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