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神町駅(じんまちえき)は、山形県東根市神町中央一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)奥羽本線の駅である。「山形線」の愛称区間に含まれている。 2000年(平成12年)頃までは、駅舎の大部分の地籍が天童市の飛地の「天童市大字乱川字西原」であったが、その後、天童市が東根市に無償譲渡した〔山形新聞2000年12月5日〕。 == 駅構造 == 山形新幹線の新庄延伸工事が開始されるまでは、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線を持っていたが、工事が始まってからは単式ホーム1面1線を残しすべて撤去され、列車の行き違いが出来なくなった。 戦前は海軍の神町海軍航空隊基地の最寄り駅として栄えた。戦後は現在の神町駐屯地に米軍キャンプがあったとき、キャンプ内へ当駅から約3kmの専用線があった。現在でも神町 - 乱川間の約1kmの線路脇が広いのはその名残である。当駅にはRTO(連合軍鉄道運輸司令部事務所)が置かれたほどで大変重要な役割を果たした。現在も駅脇には広大な空き地が広がり、かつての構内の広さを偲ぶことができる。 駅舎は非常に立派で、かつての栄華を思い起こさせる。現在使われている駅への入口は駅舎に向かって右端にあるが、これよりも立派な正面玄関が駅舎の中ほどに使われずに残っている。この玄関はRTO事務所への入口で、占領下の面影を今に残す貴重な遺産である。この駅舎は木造2階建てで天井は高く、待合所中心部には大きな柱が立ち、駅舎内には出札口・簡易自動券売機がある。いまだに小荷物扱いの受付窓口が残っているが現在は小荷物の扱いは無い。外壁の二階部分には大きく「JIMMACHI STATION」という特徴的な表示があり、占領時の雰囲気を伝えている。 1996年(平成8年)から2004年(平成16年)まで駅構内にジェイアールバス東北山形営業所が設置された。これは閉鎖となった小国営業所から移転してきたものである。当駅構内が移転先として選ばれた理由は、第一に山形県内に於けるJRバスの貸切免許を維持するため、第二に山あいの小国町よりも営業施策上有利で鉄道用地が空いているためだった。後に山形営業所は山形新幹線新庄延長工事や左沢線寒河江駅構内改良工事に伴う列車運休の代行バスを担うこととなり、その基地としてこの駅も重要な役割を果たした。 2006年(平成18年)3月まで直営駅であったがみどりの窓口の設置はなく、土曜・日曜の営業時間はとても短かった。現在はさくらんぼ東根駅管理の無人駅である。利用者のマナーが悪く、ゴミも増えたために待合室が閉鎖された。周辺住宅地との距離が近く、神町駐屯地や工業団地を控え、乗降客が比較的多いため、神町タクシーの客待ちがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「神町駅」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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