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神経堤細胞 : ミニ英和和英辞書
神経堤細胞[さいぼう]
neural crest cell
===========================
: [かみ]
 【名詞】 1. god 
: [けい, たていと]
 (n) (weaving) warp
: [つつみ]
 【名詞】 1. bank 2. embankment 3. dike 
神経堤細胞 ( リダイレクト:神経堤 ) : ウィキペディア日本語版
神経堤[しんけいてい]

神経堤(しんけいてい、neural crest)は、発生において生じる脊椎動物特有の構造。
ここから遊離する神経堤細胞neural crest cell)は、多くの頭部骨格やメラニン細胞(メラノサイト)、神経節神経膠細胞クロム親和性細胞、一部のホルモン産生細胞などを生じる。
非常に多くの構造へ分化するため、外胚葉、中胚葉、内胚葉の三胚葉に続く、第四の胚葉と例えられる。
一般には神経管が形成される時期に、神経管と外胚葉上皮(あるいは神経襞の自由縁)との間に位置し、神経管の閉塞にともなって未分化な神経堤細胞が葉裂、遊走する。
== 歴史と名称 ==
1868年にスイスの発生学者ヴィルヘルム・ヒスは、ニワトリの神経胚にある背側外胚葉と神経管の間にある細胞の列を’zwischenstrang'(中間にあるひも)として記述している〔Neural Crest Introduction 2008年3月24日閲覧〕。
その後1950年代まで、神経堤についての研究はほとんど両生類胚で行われた(スウェーデンの発生学者スヴェン・ヘルスタディウスによる総説〔Neural Crest and the Origins of Craniofacial Pattern 2008年3月24日閲覧〕)。魚類を研究したニュースは、神経堤を「胚期の注目すべき構造」と記述した〔Newth DR (1950). "Fate of the neural crest in lampreys". Nature 165 (4190): 284〕が、その後10年間その起源は謎のままだった。
1960年代にチミジン三重水素化による細胞ラベリング法がシボン〔Chibon P (1967). "labelling by tritiated thymidine of neural crest derivatives in the amphibian Urodele Pleurodeles waltlii Michah " (in French). Journal of embryology and experimental morphology 18 (3): 343–58.〕とウェストン〔Weston JA (1963). "A radioautographic analysis of the migration and localization of trunk neural crest cells in the chick". Dev. Biol. 6: 279–310.〕によって開発されたことにより、両生類と鳥類でこの分野の大きな進展が見られた。しかしこの方法が使われたのは一時的であり、ニワトリとウズラのキメラを作ることによって、確かな結論が得られた。1970年代に行われた精力的な諸研究についてはニコル・ル=デュアランによる概説書に詳しい〔Kalcheim, Chaya; Le Douarin, N. (1999). The neural crest. Cambridge, UK: Cambridge University Press. ISBN 0-521-62010-4.〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「神経堤」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Neural crest 」があります。




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