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神野 大地(かみの だいち、1993年9月13日 - )は、愛知県津島市出身の陸上競技選手。専門は長距離種目。中京大中京高校、青山学院大学総合文化政策学部総合文化政策学科卒業。コニカミノルタ所属。2015年箱根駅伝5区において区間新記録を打ち立て、三代目山の神と呼ばれた。 == 経歴 == 小学校時代はリトルリーグで投手を務めていた。津島市立神守中学校入学時から陸上競技に転向した。 2009年に中京大中京高校に進学したものの、全国高校駅伝には、同じ愛知県内に強豪豊川工業高校や豊川高校があるため、在学中出場は叶わなかった。しかし、高校3年次には第17回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会に愛知県代表として出場。5区を走り区間4位の好成績を残した。 2012年に青山学院大学に入学。入学当初の2012年アジアジュニア陸上競技選手権大会の10000mに出場し、31分22秒20の記録で銀メダルを獲得。しかし、その後は同学年の久保田和真や小椋裕介の活躍の陰に隠れ、トラックレース等でも目立った活躍はなく、1年次は三大駅伝の出場もなかった。 しかし、2年次になると急成長を遂げ、初の大学駅伝となった第25回出雲駅伝では最長区間であるアンカー6区を任され、区間4位の成績を残した。第45回全日本大学駅伝でも各校のエース級が揃う2区を任され、区間6位の成績を残した。第90回箱根駅伝は花の2区を走り、一色恭志から6位を襷を受け取ると終盤に日本体育大学の本田匠を交わして5位に順位を上げ、区間6位。 3年次になると、チームのエース格に成長する。2014年5月25日に行われた、第93回関東インカレ2部ハーフマラソンでは1時間04分23秒の成績で優勝。第46回全日本大学駅伝ではアンカーを任され、明治大学の大六野秀畝とのラストスパートに競り負けたものの、区間3位の成績で大学史上過去最高となる総合3位に貢献した。 第91回箱根駅伝では原晋監督により山上りの5区に抜擢され、1時間17分台を目標とした。そして、2位で襷を受け取ると序盤からハイペースで入り、10.5km過ぎで襷を受け取った時点で46秒差あった先頭を走る前評判で優勝候補筆頭に挙げられていた駒澤大学を抜くと、標高差864mの上り坂を平地のような走りで駆け上がり、最高点を過ぎてからの終盤の下り坂に入ってもペースを落とさず、1時間16分15秒という驚異的なタイムで、2位の明治大学に4分59秒の大差をつけ、大学史上初の往路優勝に貢献した。 この記録は第90回箱根駅伝後の2014年2月7日をもって従来の5区及び6区の通過点となっていた函嶺洞門が通行禁止となり、第91回大会から函嶺洞門バイパスへとコースが変更となった ため、神野の記録は新コースでの区間記録となった。第90回大会以前の記録として参考記録となった、2012年の第88回箱根駅伝で当時・東洋大学の柏原竜二が記録した1時間16分39秒という驚異的な区間記録を、約20m延長されたコースで24秒上回った。 また、神野以外にも4区でルーキー田村和希が区間新記録を樹立するなど〔4区は青学大1年生田村が区間新記録 - 陸上ニュース : nikkansports.com 〕往路では他の選手も好走したため、往路で5時間23分58秒を記録し、これもコース変更前の2012年の第88回箱根駅伝で東洋大が記録した5時間24分45秒を上回った。 この後、青山学院大は復路でも小椋裕介、高橋宗司、藤川拓也が7〜9区で3区間連続で区間賞を獲得し、6区、10区でも区間2位となるなど、往路での貯金をさらに広げて2位以下に大差をつけ、大学史上初の往路・復路・総合を全て制する完全優勝を果たし、総合タイムは10時間49分27秒で史上初めて10時間50分を切る大記録となった。これは、2012年の第88回箱根駅伝で東洋大が記録した10時間51分36秒を上回るものであり、また復路記録も5時間25分29秒と、2014年の第90回箱根駅伝で東洋大が記録した5時間25分38秒を上回った。そして、優勝に大きく貢献したことで大学史上初となる「金栗四三杯」を受賞した。 4年次は、チームの主将に就任した。しかし、二度の疲労骨折で故障に泣かされたシーズンであった。青山学院大学が優勝を果たした10月の出雲駅伝は、大事を取り欠場。実戦復帰となった11月の全日本大学駅伝では、最終8区を走ったが、思うように走れず区間8位となり、チームも東洋大学に敗れ、2位に終わる。全日本大学駅伝の翌日にも足に違和感を覚え、故障には至らなかったものの、三度目の全体練習離脱となり、箱根駅伝出場も危ぶまれた。しかし、故障しながらも個人メニューをこなし、箱根駅伝には何とか間に合った。 第92回箱根駅伝では、前年と同じく5区を走り、前年ほどの快走にはならなかったものの、1時間19分17秒の記録で、区間2位の成績となる。青山学院大学は、1区を走った久保田和真から最終10区を走った渡邉利典まで一度も首位を明け渡さず、1977年の第53回箱根駅伝以来、39年ぶりとなる完全優勝を果たし、2連覇を飾った。 2016年2月27日に行われた日本選手権クロスカントリーのシニア12キロで、36分02秒で、市田孝(旭化成)に続く2位だった。 大学卒業後はコニカミノルタに入社予定。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「神野大地」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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