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扁額(へんがく)は、建物の内外や門・鳥居などの高い位置に掲出される額(がく)、看板であり、書かれている文字はその建物や寺社名であることが多いが、建物にかける創立者の思いなどを記すことがある。扁額は神社、寺院、城門、茶室などの伝統建築のみでなく、学校、体育館、トンネルなどの近代建築においても掲げられる。特に神社に掲げられている額を「神額」、寺社に掲げられている額を「寺額」という。扁額の文字は著名人が揮毫することがあり、扁額そのものが書跡としての文化財の扱いを受けることがある〔小牧市指定有形文化財・小牧小学校の扁額 (身体健康精神活溌) 〕。扁額は奉納したものが掲げられることがあり、特に区別して奉納額ということもある〔天照御祖神社奉納額三面 俳句扁額・和歌扁額・狂歌扁額 〕。 扁額は中国に由来し〔扁額作り 台東区ホームページ 〕、日本、ベトナム、韓国などでも見られる。図案(意匠)としては神職であった氏族や家(いえ)が家紋として用いることがあるほか、小出氏の使用した紋として有名である。 皇帝や天皇が与える扁額を勅額という。 == 著名な扁額 == 画像:Naha Shuri Castle32bs5s4592.jpg|守礼門とその扁額 画像:Hakozakigu01.jpg|筥崎宮とそ楼門正面 画像:Hakozakigu03.jpg|筥崎宮楼門とその扁額 画像:Mon Gaku 2-8.jpg|家紋 額に二八文字 画像:Mon Gaku.jpg|家紋 丸に額 扁額のために著名になり、あるいは通称がついた建造物がある。 * 首里城の城門の1つである守礼門は、古来の名称は「首里門」、愛称は「上の綾門」(いいのあやじょう)である〔首里城・正殿への道・守礼門(国立沖縄公園公式サイト) 〕が、扁額に「守禮之邦」とあることから、門自体がこのように通称される。 * 筥崎宮の楼門は、扁額に「敵国降伏」とあることから「伏敵門」とも通称される〔境内のご案内 筥崎宮(箱崎宮) 〕。この扁額の切手については筥崎宮#筥崎宮の勅額切手を参照。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「扁額」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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