翻訳と辞書
Words near each other
・ 神鷲皇國會
・ 神鷹
・ 神鷹 (空母)
・ 神鷹丸
・ 神鹿県
・ 神麗華
・ 神麚
・ 神麹
・ 神麻加牟陀児首
・ 神麻加牟陀君児首
神麻嗣子の超能力事件簿
・ 神麻続機殿神社
・ 神鼎
・ 神齢山悉地院護国寺
・ 神龍
・ 神龍 (ドラゴンボール)
・ 神龍 (唐)
・ 神龍 (航空機)
・ 神龍 (駒)
・ 神龍の伝説


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

神麻嗣子の超能力事件簿 : ミニ英和和英辞書
神麻嗣子の超能力事件簿[かんおみつぎこのちょうのうりょくじけんぼ]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [かみ]
 【名詞】 1. god 
: [あさ]
 【名詞】 1. flax 2. linen 3. hemp 
嗣子 : [しし]
 (n) heir
: [こ, ね]
 (n) first sign of Chinese zodiac (The Rat, 11p.m.-1a.m., north, November)
: [ちょう]
  1. (n,n-suf,pref) super- 2. ultra- 3. hyper- 
超能力 : [ちょうのうりょく]
 【名詞】 1. ESP 2. psi 3. psychic ability
: [よく, のう]
  1. (adv,n,vs) being skilled in 2. nicely 3. properly 4. well 5. skillfully 6. thoroughly
: [ちから, りょく]
  1. (n-suf) strength 2. power 
: [こと]
 【名詞】 1. thing 2. matter 3. fact 4. circumstances 5. business 6. reason 7. experience 
事件 : [じけん]
 【名詞】 1. event 2. affair 3. incident 4. case 5. plot 6. trouble 7. scandal 
: [くだん, けん]
 【名詞】 1. matter 2. case 3. item 

神麻嗣子の超能力事件簿 : ウィキペディア日本語版
神麻嗣子の超能力事件簿[かんおみつぎこのちょうのうりょくじけんぼ]

神麻嗣子の超能力事件簿』(かんおみつぎこのちょうのうりょくじけんぼ)は、西澤保彦推理小説シリーズである。カバーイラストと挿絵は水玉螢之丞
このシリーズは、超能力が実在するが、一般人にはそれが知られていない世界を舞台にしている。エスパーが関わっていると思われる事件に対して、誰がエスパーなのか、超能力をどう使って犯罪を行ったのかなどを、主人公たちが推理するのが主なテーマとなる。また、作者独自の珍名趣味がチョイ役クラスにまで徹底されており、ごくごく稀に笹本、吉川など普通のネーミングが登場するが、この意図は不明である。2006年以降新作が発表されておらず、文庫版も「ソフトタッチ・オペレーション」を除き全作絶版となっている。(講談社文庫解説目録2014年4月版)
== 主な登場人物 ==
; 保科匡緒(ほしな まさお)
:売れないミステリ作家。初登場時に32歳だが、若白髪で実年齢より年上に見られる。継続的に作品を出版しているが、滅多に重版がかからず、万年初版作家と自嘲することも。代表作は<代行シリーズ>など。朝3時に起きて夜9時に寝るという超朝型の規則正しい生活をしているが、マンションの人たちには胡散臭い目で見られている。自宅が現場となった事件をきっかけに、神麻や能解と出会い、それ以降、2人が相談を持ち込む事件を推理し、解決することが多い。いわゆる安楽椅子探偵である。かつて聡子と結婚していたが、わずか半年で離婚している。もっとも、彼の方は聡子に対して未練があり、また神麻や能解のことも気になっているのだが、話が進むうちに能解との関係を次第に深めていく。
; 神麻嗣子(かんおみ つぎこ)
:超能力者問題秘密対策委員会出張相談員。初登場時からしばらくは見習の地位。外見は中学生ぐらいの神秘的な雰囲気を持つ美少女だが、実年齢は不明で未成年であるかどうかもわからない。家族関係も不明だが、実家に仕送りをしているという発言がある。着物に白足袋三つ編みの髪型と、大正ロマネスクな服装を好む。また、仕草や立ち居振る舞いが大変に愛らしく、しばしばペンギンに喩えられる。一級相談員の免状を目指すものの、ドジで気弱で天然ボケなため、初級とされる三種乙の試験に七回連続で落ち、反省文と始末書の数もダントツ。しかし保科や能解の手助けを受けているため、セクション内での補導成績はトップで、そのため不採用を免れている。一方家事に関しては万能で、特に料理の腕はプロ級。保科と知り合い、彼の家の鍵を預けられてからは、度々訪ねてきては未解決の事件を相談したり、料理を振舞ったり、単に外回りの休憩に来たりしている。そのため料理道具や食器一式を彼の家に揃え、さらに自分や能解の寝具まで勝手に持ち込んでいた。長い名称を勝手に略する癖があり、<チョーモンイン><カンチョウキ>も彼女が最初に言い出して広めたのではないかと、神余は推測している。保科と能解が結ばれるよう奮闘しており、保科が違う女と親しくしているだけで機嫌が悪くなるほどだが、なぜか聡子に関しては例外である。彼女自身が保科に特別な感情を抱いているようだが、それが恋愛感情なのかは不明。
; 能解匡緒(のけ まさお)
:男のような名前だが、グラマラスで大人の色気漂う大変な美人警部で課長補佐。普段はフレームの大きな眼鏡をかけているが、時折コンタクトレンズを使うこともある。当初は非喫煙者のはずだったが、イラストを担当した水玉螢之丞が煙草を手にした挿絵を描いていたところから、後付で喫煙者となった。初登場の時点で32歳だが、年齢より若く見られる。祖父が警察の大物であり、自身も同じ道を歩んでいる。職業柄か、冷徹で男勝りなところもあり、その美貌にも関わらず男嫌いと周囲に思われている。その性格のせいで初対面の時は神麻に怯えられていた。保科や神麻と出会ってからは、上層部からそれとなく、超能力の関係していそうな事件を任されるようになり、また単独行動を黙認されている。当初は自分と神麻と保科の奇妙な三角関係に戸惑っていたが、物語が進むに連れて(神麻の努力もあり)相思相愛の仲になる。
; 遅塚聡子(ちづか さとこ)
:保科の前妻。旧姓は柾という苗字だったが、離婚を期に母の旧姓である遅塚を名乗るようになる。化粧っけは無いが溌剌とした美人。熱しやすく冷めやすい性質で、常に刺激的な事件を待ち望んでいる。また、どんないじめや嫌がらせにも屈しない精神力を持ち、学生時代には「大蛇の聡子」と呼ばれ、キャンパスでは今でも語り草になっているという。保科とは大学時代からの付き合いで、ミステリ作家というのは刺激的な生活をしているに違いないという思い込みから結婚した。しかし、想像とはかけ離れた地味な生活に幻滅し、わずか半年で離婚している。離婚後は自分の飽きっぽい性格を自覚し、内縁の夫を作っても結婚はしなかった。その内縁の夫が起こした事件をきっかけに、保科、神麻、能解の三人が出会うことになる。その後、別の元彼がまたしても超能力に絡んだ事件を起こし、チョーモンインのことを知って、再び保科の家に出入りするようになる。どこまで本気なのか、保科に能解と結婚してもいいが自分を愛人にしてくれと頼んで困惑させることも。雰囲気が能解と似ているらしく、保科が後姿を取り違えたこともある。しばしば、コントロール不能ながら予知夢を見ることがある。
; 神余響子(かなまり きょうこ)
:神麻と同期の、チョーモンインの相談員。ただし、彼女の方が神麻よりずっと早く三種乙の試験に合格している。雰囲気が神麻とそっくりで、双子と見間違えそうになるほどの美少女。しかし性格はだいぶ異なり、神余の方が性格が粗暴で、一人称を「オレ」とするなどがらっぱちな口調で喋る。仕事に関しては神麻よりもずっとしっかりしている。見習い時代は寮で神麻と同室だった縁で、お互いよく知った仲だが、神麻のあまりの天然ボケには辟易している。父はおらず病身の母親を抱えて家計が苦しいため、内緒で複数のバイトを掛け持ちしたり、家庭菜園で野菜を作ったりしており、いつも自作の作務衣カンフーシューズを着用している。自分のパートナーだったスキマーが死亡したのをきっかけに、神麻の担当区域に転属。神麻の能天気ぶりに手を焼きつつも、彼女の仕事や試験勉強を手伝っていた。神麻が試験に合格してからは、今度は自分が二種甲の試験を受け、合格。広域出張相談員に昇進し、新たなスキマーを得る。
; 奈蔵渉(なぐら しょう)
:能解の部下で彼女の大学の後輩。ただし彼は三浪したので、現役合格の能解と同年齢である。大学に入学するまでずっと母の強力な支配下に置かれて洗脳され続け、さらにその母に殺されかけたことから、女性を性欲の対象としてではなく殺人の対象として見るという狂気を持つようになる。警察官となってからはその立場を生かして日常的に連続殺人を行うようになり、元傭兵を含む数人の男をたった一人で皆殺しにできるほど、その殺人技術は高度である。特に能解は大学で初めて会った時から特別な女と感じていて、彼女を殺して自分の人生を完結させることをライフワークとしている。奈蔵と彼の息子がシリーズ最後の敵として登場することが予告されている。
; アーノルド・ボルシチ
:チョーモンインに所属する猫。愛称はアボくん。黄金色の毛並みを持ち、丸くなるとまるで毛玉のようになる。実はその場にいるだけであらゆる超能力を無効化するカウンター・エスパーであり、見習いの神麻よりも階級は上。怪しまれないよう、誰かの頭の上に乗って帽子のふりをする訓練を受けているらしい。名前の由来はボルシチが好きで、頭の上によじ登る時「ああ乗るぞ」と言われることから。普段は無愛想だが、人間の美女を見ると自分から近づいて甘えるという露骨な面も。
; 百百太郎(もも たろう)
:能解の部下の刑事で、二十代の筋骨隆々とした男性。あだ名はモモちゃん。刑事という職業にふさわしく体育会系で頭が固いところがあるが、周囲の人間の信頼は厚く、副総監の親戚の娘とのお見合いを持ちかけられるほど、将来を嘱望されている。そのお見合いの直後に起こった事件をきっかけに、彼もチョーモンインの存在を知り、エスパー犯罪の捜査に関わることとなる。密かに能解に対して真剣に懸想しているが、保科と能解とのデートの現場に居合わせてしまった。
; 阿呆梨稀(あぼう りき)
:最近保科の担当になった、甲譚社の二十代の女性編集者。しかし保科の本を一冊も読んでいない。針金のように細い身体だが、元気とスタミナ、そして独特のイントネーションを伴う力強い声の持ち主。どこか猫に似た風貌で「にっ」という不思議な笑い方をする。保科とは運命で繋がっている、などと不可解な言動をしばしば行う。彼女の登場をきっかけに、前担当の笹本の存在が消失したり、時間が巻き戻ったりと、謎の異変が起きはじめている。
; 神威マモル(こうたけ まもる)
:日本支部管区局係長で、神麻や神余の上司。通称チーフ。ブロンドの巻き毛とアイスブルーの瞳を持ち、フリフリのドレスやリボンを身に着けた一見十歳程度の美少女だが、実年齢はもちろん性別すら見た目とは違う。その格好は本人の趣味らしい。髪や目の色は天然かどうか不明だが、部下にはミッション・ネームではなくドイツ風のコンスタンツェという名前で呼ぶよう通達を出している。相手を見ずに喋る癖がある。
; 遅塚寿美子(ちづか すみこ)
:聡子の夢の中に登場する、保科と能解の娘。小学生。両親と死別してからは聡子が引き取り、保科が住んでいた家に母子で暮らしている。なお、神余の母が寿美子の名を呟く場面があるが、どういう関係なのかは明らかにされていない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「神麻嗣子の超能力事件簿」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.