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山車(だし)は、日本で祭礼の際に引いたり担いだりする出し物の総称。花や人形などで豪華な装飾が施されていることが多い。地方によって呼称や形式が異なり、曳山(ひきやま)・祭屋台(まつりやたい、単に屋台とも)などとも称される。神幸祭などの行事では、この山車が町の中をねり歩き行列となることもある。 厳密に言うと、山の形状を模したり、上に木を立てて山の象徴としたものを「山」。それらがない屋根の付いた曳き物が「屋台」と分類される〔 山車と屋台の違い 〕。 ただし、実際は祭礼ごとに形状に関係なく、名称がどちらかに統一されている場合が多い。 == 山車の別名 == 地方によって様々な呼ばれ方をする。 ; 山のつくもの * やま(山、山車、軕)、ひきやま(曳山、曳き山)、かきやま(舁き山、担ぎ山)。 * やまほこ(山鉾)。台の上に山の形の造り物をのせ、鉾や長刀 などを立てたもの〔『大辞泉』〕。厄神は鉾のようなキラキラしたものに集まるという言い伝えから〔カトリック大阪教会管区部落問題活動センター事務局、2008年9月〕。 * やまかさ(山笠)(北部九州地方) ; 車のつくもの(上記を除く) * だんじり(地車、台尻、壇尻、車楽、段尻〔 牧村史陽・編『大阪ことば事典』講談社(講談社文庫)1998年、415,416頁。〕)(主に関西地方) * さいしゃ(祭車)(三重県桑名市地方) * おくるま(御車)(知多地方、尾張地方) ; 笠のつくもの(上記を除く) * かさぼこ(笠鉾)(秩父地方など) *おかさ (お笠)(和歌山県田辺市) ; 台のつくもの * やたい(屋台)(主に長野県、静岡県遠州、岐阜県飛騨など中部地方、神奈川県小田原市および兵庫県播磨など) * だいがく (台楽、台額)(戦前まで大阪市南部一帯にあったが、2015年現在は生根神社 (大阪市西成区)の2基のみ〔大阪・生根神社 夜空を焦がす巨大「だいがく」 THE PAGE, 2015.07.29〕) 山車(だし)の語源は、神殿や境内の外に出す出し物であるからとする説と依り代である髯籠(ひげこ)を出していたからだとする説などがある。山車は「出し物」全般を指すが、車の字がついていることから曳き山を指すことが多い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「山車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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